ゴーゴーむねちー

D.レーンは神

2025日経新春杯_全頭評価_メイショウタバルが菊花賞16着からの巻き返し必至!前走条件戦楽勝のタッチウッドも妙味アリ

過去のデータ

4歳馬

 明け4歳馬は前走ダービー組が2‐0-1‐1で、今回はサンライズアースが該当。唯一馬券外のシンチェストはOP勝ちが無かった。
 また、菊花賞組は前走5着以内なら4‐1‐1-0のパーフェクトで、今回はショウナンラプンタが該当。6着以下から好走したのはサトノグランツとプラダリアだが、どちらも世代G2を制していた。今回はメイショウタバルが該当し、ショウナンラプンタ相手に同舞台のG2神戸新聞杯を制している。
 また、前走3勝クラスからの臨戦は1着馬でも2‐4‐2‐6と期待値はあるがという感じ。ヴェローチェエラは右回りコースでOP入りしていて左回りは新馬戦以来だがそこがどうだろうか。

5歳馬

 明け5歳馬は前走G1組は馬券内だと2‐2-1‐0とパーフェクトで有馬記念天皇賞秋からの臨戦だった。今回はホールネスが該当もエリザベス女王杯でOP以上では初めての混合戦だがどうだろうか。また、前走G1組で3着外から巻き返したのはカミノクラッセヤエノムテキしかいないので、今回該当馬はいない。
 また、前走G2組は昨年のブローザホーンを除くと前走馬券内組に限られるが、ステイヤーズSやアル共杯からの臨戦だった。今回はケイアイサンデラサトノグランツが該当するが巻き返せるだろうか。
逆に、前走G3組は前走人気や着順関係なく好走している。中京開催だとヤシャマルがいるが、東京コースで4勝していて3連勝でのOP入りだった。今回はロードデルレイマイネルモリーが該当。ロードデルレイは東京で4勝しリステッド勝ちもある。一方、マイネルモリーは1勝クラス以上での勝鞍が全て平坦コースなので厳しいだろう。
 残りのマイネルエンペラーとタッチウッドは3勝クラスからの臨戦。前走1着馬の回収率は100%を超えているので両方とも買えるが、条件を絞るなら重賞連対実績馬。これはトップコマンダー、ファンダリロバリーの2頭いて1‐0-1-0の条件。今回はタッチウッドが該当する。

6歳以上

 明け6歳以上だとそもそもの期待値が低い。唯一言うなら500㎏以上の馬で中京開催だとヴェルトライゼンテとキングオブドラゴンが好走した。非該当のミスマンマミーアは牝馬だった。

全頭評価

ヴェルトライゼンデ 59.5 A.ルメートル

 能力:C 血統:A
 2023年の覇者。当時は斤量59.0を背負いながらも逃げるキングオブドラゴンを差し切った。大阪杯エプソムカップと不振が続いているが、速いペースだと対応できない馬でスローの瞬発力戦に長けたタイプなのが大きい。今回はメイショウタバルかタッチウッドが飛ばしていきそうだから展開的に向いてこなさそうだ。

ヴェローチェエラ 55.0 川田将雅

 能力:B 血統:C
 前走は比叡Sを勝利しての臨戦。勝鞍は札幌を除くとすべて右の外回りコース。今回の中京は新馬戦以来の左の内回りで実力が発揮しきれるだろうか?ズぶさもある馬なので中京の短い直線だとギアが入る前にゴール板が来てしまいそう。前走が京都の下り坂で遠心力を最大に生かした競馬ぶりだっただけに強さには疑問が残る。

エヒト 58.5 ??

 能力:C 血統:C
 相変わらず斤量が厳しい。近走は先行して結果が出し切れてないだけに今回のメンバーは嫌で後ろから伸びてくるイメージもできない。

キングズパレス 57.5 M.デムーロ

 能力:B 血統:B
 前走中日新聞杯は差し届かず5着。未勝利を勝ち上がってからはクッション値が9.5以上で勝ち鞍の無い馬で、今の中京はクッション値9.2と低く中日新聞杯より上積みがありそう。ただ今回逃げそうなメイショウタバルのため逃げが決まってしまうとまた届かず掲示板という感じもある。湾岸Sで勝利実績があるのはキングオブドラゴンと似通っていてコースの適性は高そう。個人的には松岡に手が戻った時に狙いたいが…。

グランスラムアスク 52.0 ○○

 能力:D 血統:C
 近走不振な上に、クッション値9.5以上しか好走していないのは今の中京では厳しそう。

ケイアイサンデラ 55.0 藤懸貴志

 能力:D 血統:D
 中京2200mを4戦して2勝のコース巧者に見えるが、勝ち鞍があるのは7~9月の夏の野芝優勢の軽い馬場が得意な馬でクッション値の低い今の中京競馬場は合わないだろう。

サトノグランツ 58.5 松山弘平

 能力:C 血統:C
 前走京都大賞典は5着に沈んでしまった。坂を2回上るコースは菊花賞目黒記念で経験しているが、目黒記念のメンツでギリ4着…。去年から1㎏斤量も増えてくるし京都から中京に代わるのも不安な要素だ。

サリエラ 55.0 団野大成

 能力:C 血統:B
 今回が引退試合となるサリエラ。近3走は馬券内を逃しているものの終いの脚は溜めれば使えるので追い込みが決まる展開なら。ダイヤモンドS2着、目黒記念3着の実績を見れば距離が問題な馬ではない。

サンライズアース 56.0 池添謙一

 能力:A 血統:B
 前走日本ダービー4着からの参戦。中間の追切は5週前に帰厩して順調にこなしている様子。ダービーの内容も捲りによる粘っての4着でスタミナの高さを感じさせるものだった。中京2200mの母父マンハッタンカフェの馬の成績は勝率15.2%複勝率30.3%あるし、血統構成はテーオーロイヤルと似ていてシュヴァルグランの近親なのでスタミナを生かすレースができれば。

ショウナンラプンタ 56.0 鮫島克駿

 能力:A 血統:B
 前走菊花賞4着馬ではあるのだが、前走は馬群でジッとしていたら前が入れ替わる展開で勝ち馬のアーバンシックの後ろにいたらメイショウタバルがガス欠して内の進路が得られたというのは余りに恵まれすぎていてという印象が強い。あのレースを見ても3000mは長いと思うし、枠順が大事な馬だとは思うので折り合いがつきやすい中枠辺りを確保できれば。

タッチウッド 56.0 武豊

 能力:A 血統:A
 前走アーモンドアイCは休み明けの逃げて楽勝だった。上りは34.0と兄のノースブリッジに比べるとまだキレが無くはない馬でドゥラメンテな分モーリスの兄よりスピード型な印象は強い。共同通信杯皐月賞3着馬とダービー馬相手に健闘していたし元々の素質の高さからすれば当然か。在来牝系なので冬馬場の方が合いそうだし兄も2200mの急坂2回のAJCCで勝利しているからコース的にも問題なさそう。それにあのレースぶりで斤量2㎏減はバグってる。

バトルボーン 57.0 横山武史

 能力:C 血統:C
 前走は福島記念を勝ったレッドラディエンス相手の勝利だった。ただ、白富士Sはロードデルレイ相手に完敗していたし相手関係の強化されるここは試金石。血統的にもマイラーが多い一族で前向きさがあるのはいいがここは先行勢にも辛そうでどうだろうか。

プラチナトレジャー 54.0 岩田康誠

 能力:D 血統:D
 前走はディセンバーC12着。平坦巧者な成績なので中京はさらにキツそう。

ホールネス 55.0 坂井瑠星

 能力:B 血統:A
 前走エリザベス女王杯は3着。ここまで馬券外の無い優秀な馬だが、今回は初めてのOP以上で牡馬と当たるのでコース巧者ではあるが一線級の牡馬相手にどこまでやれるのかといったところ。先行馬にとって楽な流れにはならなそうなので力が発揮しきれるか。

マイネルエンペラー 55.0 幸英明

 能力:C 血統:A
 前走はシェイクユアハートを下して勝ち上がり、ヴェローチェエラには完敗したがユーバーレーベンの全弟らしく左回りの中距離戦は安定している。全姉ユーバーも兄のファンロンも非根幹の2200mは得意だったのでメンバーレベルはかなり上がるが、スローペースに恵まれればという感じは強いのでタッチウッドについていければ。

マイネルモリー 55.0 菱田裕二

 能力:C 血統:C
 在来牝系らしくスタミナに富んだ馬でアル共杯は5着に食い込めた。ダイヤモンドSで買いたい。

メイショウタバル 57.5 浜中俊

 能力:A 血統:A
 前走の菊花賞は前が入れ替わる展開で厳しい流れになってしまったのが敗因。重賞勝ちのあるコースだし、今回は同型が多いがこの馬のハナを無理やり奪う馬は居なさそうでスムーズに溜め逃げが出来れば馬券は堅いだろう。

ロードデルレイ 57.5 西村淳也

 能力:A 血統:C
 前走中日新聞杯は前を捉えきれずの2着。ただ坂を2回上る中京2200mはやや長い印象を受ける。また、血統的にも同じロードカナロアのべラジオオペラに比べるとスケールも落ちるし3着確保できればといったところか。

シンザン記念_全頭評価_新馬戦圧巻のリラエンブレムとカラヴァジェスティに期待🏇

アクルクス

 能力:D 血統:D
 京都の新馬勝ち上がりから1勝クラスで5着。渋った馬場は向きそうだが、サンデーサイレンスの3×3クロスがあるので急坂コースだと伸びきれなさそう。

アルテヴェローチェ

 能力:B 血統:B
 新馬戦は札幌で勝ち上がり。札幌芝1500mで1分29秒台で上がり34秒を計測したのはオパールムーン、ククナと重賞で好走しているがG1ではイマイチなのも共通してしまった。朝日杯は案外な負け方をしてしまったが、ククナは年を重ねて復活したので、距離適性を見極めていけばまた復活という感じだろうか。今回はあまり手を出したくない。道悪ならプラスかもしれないが…。  

アーリントンロウ

 能力:B 血統:C
 未勝利戦を新潟でレコード勝ちした時から距離延長は良さそうなタイプで1200mよりは競馬しやすそう。ただ、好走が夏場の時期に固まっているため冬馬場をこなせるかどうかが問題。一応小倉2歳で重馬場の中京はこなしているが、タワーオブロンドン産駒なら野芝向きという感が否めない。もう少し温かい時期ならスプリントからマイルの距離で本命も打ちやすいものだが。

ウォーターガーベラ

 能力:D 血統:A
 新馬戦はビップデイジーの2着で未勝利は人気薄ながら差し切り勝ち。その時の西塚騎手が怪我のため騎乗できていないのは残念だが、ウォーターリヒトの妹でコース相性は良い。ただ近走使い詰めて不振なところは兄の3歳春の時期と重なるものがあり、一旦放牧に行って休み明けになったら狙いたい。

オンザムーブ

 能力:E 血統:E
 5戦かかって未勝利勝利。母父がCongratsだが他の血が重たすぎる感がありダート向き。

カラヴァジェスティ

 能力:A 血統:A
 新馬戦は東京1400mで大外16番からの発走。パドックを見てもとても1400mで走る馬とは思えず負かしたブリックスラテの方が腹袋が大きく短距離志向な感じが強かったので距離延長はプラス。前走も33.3とレースラップと比べても優秀な上がりを使っているし残り2F10.9‐11.1と前が止まらない展開を後方から差し切っているので、マイル戦なら十分活躍の範囲。父カラヴァッジオはスプリンターだが、祖母のReally Polisはアメリカのケンタッキーオークス3着に8.5Fの重賞勝ちもあるためスタミナ面にパワーも問題なくこなせそう。十分に期待できる逸材。

ゴールデンカイト

 能力:D 血統:D
 未勝利をダート、血統的にもダート…。雪による馬場の悪化がどれだけ進んでいるかにもよるが良馬場なら話にならない。馬体もダートっぽい形だし紐なら。

ジーティーマン

 能力:D 血統:D
 新馬戦はエデルクローネを負かしたが東スポ杯では案の定の結果。平坦巧者っぽいしローカルの裏開催で買いたい。

タイセイカレント

 能力:C 血統:B
 前走の結果を見るとサウジCがやはり特殊な馬場だった影響が強そう。そう考えると週末の天気が悪そうなのはプラスでもう一度雨の中の競馬なら他馬のパフォーマンスが相対的に下がって馬券内といった期待値で買うしかない。

ポッドドンナー

 能力:D 血統:D
 京都っぽい血統でダートで勝ち上がった分冬の馬場は向いていそうだが、スピードはないので速すぎる馬場になってしまうと困る。血統も欧州色が強すぎる感じも。

マイネルチケット

 能力:B 血統:D
 過去2戦東京で好走しているがどちらも雨の中の特殊な馬場で血統的には良馬場だとペースに対応できなさそうだから、今回も雨なら抑えるし降らなければ見送りたい。

メイショウツヨキ

 能力:C 血統:C
 前走は1800m→1600m→1400mと距離を短縮しての凡走。本来はもう少し距離が欲しいタイプでマイルなら重賞でも見直せる。在来の血統だし雨で馬場が渋るなら渋るだけいい感じ。将来的にはダートか。

ラージギャラリー

 能力:C 血統:C
 勝ち上がりまで4戦かかったが前走のパドック見ている感じでは完成度が高いタイプなので今回も調子を維持しているなら面白い。今回は栗東Pで仕上げているが初めてのことだし時計も出していないのでそこは気になるところ。

リカントロポ

 能力:C 血統:B
 前走は未勝利の京都1800を圧勝。さすが、在来牝系だけあって重馬場には強かった。今の中京はクッション値9台と相対的に低めだし、京都金杯でサクラトゥージュールが勝ったようにしっかりと冬馬場。3戦連続田口貫太というのもなかなか酷なことをされているが、今回は菱田を確保。そういう意味でも上積みを見込める。

リラエンブレム

 能力:A 血統:A
 前走は京都1600mの新馬戦を快勝。所々ぶつけられる場面はあったが気にせずに折り合いをつけて強い勝ち方だった。近親にモンジューがいる血統だから小回りというところは不安だが、競馬センスは高くこなせれば勝ち負けできる。この血統なら坂も問題ないだろう。21年のバスラットレオンと同様の配合で面白い存在。

レーヴブリリアン

 能力:B 血統:B
 新馬戦はベストシーンやイミグラントソング相手に外からまくり上げて強い勝ち方。この時期の重賞なら完成度含めて勝負できそうだが、中山向きという感じもするので左回りで急坂なら東京よりもパフォーマンスがあがるかもしれない。リリサイドって考えると小回りの対応力が問題な気もするが新馬を考えれば問題ないかな。

フェアリーS_全頭評価_福島の雄ホウホウガイアとシンリョクカの半妹レイユールが中心🏇

あけましておめでとうございます。
有馬記念から金杯まで体調を崩していて書けていけてませんでしたが、再開します。

エストゥペンダ 三浦 高柳瑞厩舎

 能力:C 血統:C
 新馬戦はミリオンローズの4着。新潟の未勝利は勝ちきれず、東京で勝ち上がった。過去三戦は全て牝馬限定戦であまり評価がしづらいが、そこまでのキレはないため道悪かダートが理想。
 また、鞍上は年男だが、お払いに行った方がよさそうな三浦皇成でそこも含めて買いづらさが…。

エリカエクスプレス 戸崎圭 杉山晴厩舎

 能力:B 血統:C
 新馬戦は逃げ切りも当日の3勝クラスと0.4秒差の好時計。ただし出走馬の次走成績は壊滅的でレベルの高さには疑問符がつく。
 また、ラップが12.7-11.0-11.4-11.7-11.9-11.8-12.1-12.1と距離が短い方が良さそうな気がある。また、母方がGalileoDanzigBustedと下り坂の方が良さそうな構成でどちらかと言えば葵Sで買いたい馬という印象。

キタノクニカラ 丸田 小島厩舎

 能力:D 血統:A
 2年前の勝ち馬キタウイングの全妹。キャリア5戦で唯一中山を走ったアスター賞ではジャルディニエ相手に2着。姉よりも40㎏ほど小柄な馬なので短距離路線では厳しそうだが、血の力でどうにかなるのか?というところ。

ジャルディニエ 斎藤新 奥村豊厩舎

 能力:B 血統:B
 中山1600mはアスター賞。阪神JFでは後手に回ってしまい良さを活かせずという競馬。前走は馬体が減ってしまっていたのでここで回復していれば買い。使い詰めでダメになってしまっていたら春は間に合わなさそう。

ティラトーレ 木幡巧 牧厩舎

 能力:B 血統:A
 前走のひいらぎ賞は外を立ち回る競馬を強いられて先行勢が総崩れの中4着に粘りこんだ。勝ち馬のデンクマールがレコードを出すペースでタフな流れを経験していることはメンバーの中でも上位の経験ともいえる。
 特に新馬戦の東京で計時した2F11.0‐11.0が虚構とも思えないし、ここで巻き返してもいい存在。血統的にもノーザンテーストが強く中山向き。

ニシノラヴァンダ 菅原明 奥平厩舎

 能力:C 血統:D
 過去2戦は1200mで函館2歳Sを2着。前走は前が残る展開で逃げていたから評価しづらいが…。血統的には距離も中山も悪くなさそうだが、逃げに徹している点がどうか。多頭数でペースが上がるようなら坂で止まりそう。

ネーブルオレンジ 丹内 杉山佳厩舎

 能力:D 血統:D
 秋の新潟で勝ち上がったようにパワーが強く出た配合。今の中山に合うかと言われればまあまあ合いそうだが、気性的にも前向きさがある馬なのでここで買うよりは道悪でペースが落ち着く少数頭の方が向いてる。

ハードワーカー 佐々木 竹内厩舎

 能力:D 血統:D
 新馬戦はスローペースで中山2000を逃げ切り勝利。さすがに1600mのペースには対応できないのでは。

ホウオウガイア 田辺 大竹厩舎

 能力:A 血統:A
 前走は不利を受けながらも懸命に差し込み2着。新馬戦で魅せた小回りでのコーナーワークの美味さからも中山は合いそう。血統的にも兄アレグロブリランテや近親にアドマイヤメインなど2歳重賞から活躍していける血筋で兄の中山巧者ぷりを考えればここは向きそう。兄と違い牝馬のシルステでキレもあるしアサーション由来のスタミナもあるからここからオークスまでどういう形で歩んでいくか楽しみな馬だ。

マイスターヴェルク マーカンド 勢司厩舎

 能力:B 血統:B
 ドレフォン産駒の栗毛。ウォーターリヒトのようにキレがある訳ではないが、持続力に関して言えばダイワメジャー譲りな感じもする。Robertoにエタンもあるから中山は問題ない。秋新潟で買ってきているのでパワーと瞬発力は今の時期に丁度いいものを持っていることだろう。未勝利戦は11.2-11.2-11.9と走破していて失速ラップだがあの時期の新潟で馬場の悪い内を通ってのものだから十分。
 現在、鞍上は未定だが、一昨年に同舞台でフェアリーCを制した杉原騎手が継続騎乗なら面白い。

ミラーダカリエンテ 石川 相沢厩舎

 能力:D 血統:C
 サフラン賞2着から赤松賞5着からの参戦。前前走は小頭数のスローペースに恵まれた感が強く、そんな中で後ろから追い込んできたエンブロイダリーと接戦だったことからもあまり評価できない。
 馬場は悪ければ悪いほど良いタイプなので、雨乞いをしたい。デイジー賞あたりの馬場の悪い中山で。

ミーントゥビー 松岡 堀内厩舎

 能力:D 血統:D
 前走阪神JFで7着だが、ペースも流れて後ろから雪崩れ込むような展開に恵まれた感じが強い。血統的にもダンチヒサーゲイロードで京都の坂に助けられた感じ。

モルティフレーバー 北村宏 清水久厩舎

 能力:A 血統:B
 新馬戦がディアナザールの2着でディアナザールが萩S2着、ベゴニア賞1着、カラマティアノスがこうやまき賞1着とOP馬2頭を輩出していて、未勝利もバズアップビート相手に勝利と牡馬相手に堅実な馬。芙蓉Sは逃げ癖がついてしまいかかって自滅してしまったので、そこからどこまで立て直せているか?というところ。素質は高い。こういうタイプは例えばマラキナイアのように急に走り出す感じもする。血統もサンデー系×Congratsで兄タイセイレスポンスよりキレがありそうだから重賞でも十分に通用する素地はある。

ルージュミレネール 横山和 斎藤誠厩舎

 能力:C 血統:A
 新馬戦がキングスコールの4着。年末に勝ち上がり中1週の臨戦態勢だが、叔父のタイムフライヤーやタイムオブフライトを見ても間隔が詰まるのは悪くない。
 スワーヴリチャード産駒は暮れの大一番をレガレイラが制しているし血統的な素地はある。能力に関しては未知数だが、鞍上含めて魅力。

レイユール 嶋田 手塚厩舎

 能力:A 血統:A
 新馬戦は他馬を圧倒するような捲り勝ち。2戦目も初めての左回りでマピュース相手に0.1差と文句のない走りっぷり。
 今回は勝ち鞍もある中山代わりでシンリョクカの半妹でキズナ産駒なのだからマイルも良いだろう。

レモンバーム 団野 嘉藤厩舎

 能力:C 血統:B
 新馬戦は東京1400mで牡馬相手に圧勝も以降は不振。兄コスモフリーゲンは急坂コースで3連勝していたしマイネルニコラスは東スポ杯3着など2歳時から仕上がる血統。中山より阪神ぽい血統だが、ジョーカプチーノの分冬の馬場は悪くないだろう。使える足は一瞬なのでそこを活かすように先行できれば。  

有馬記念の穴馬の狙い方

ドストレートな記事です。 JCとかは簡単で天皇賞・春菊花賞など3000以上の重賞で先行しての好走歴があること。また、欧州G1など海外帰りの3歳馬は当然狙い目でした。

 グレード制導入以後の有馬記念で1番人気が勝利したのは18/39で実に半数。1番人気がサッパリだった1986~1992という7年があったのでそれを考えても高い勝率。逆にここ8年は3人気以内で決まってしまっていると。つまらんですね。
 人気薄を考えるときは勝てるかどうかくらいで考えるのが一番かと思います。変に3着ありそうで買うと痛い目を見るので…。調教がいいとかコースが合うとか考え方はいろいろありますが、勝ち負けできるだろくらいで購入を考えます。
 そんなわけで人気薄がどのくらいの人気からかは議論がありますが…。サラブレとかだと5人気で上位人気とか言っているのは感覚がマヒしてしまっているわけでまあ5人気あたりからが人気薄だと思うのですが。
 5人気以下で好走した牡馬と言えば、ボルドグフーシュ(菊花賞2着)、ディープボンド(天皇賞・春2着、凱旋門帰り)、ゴールドアクター(アル共馬)、サウンズオブアース(前年菊花賞2着)、トゥザワールド弥生賞馬、中山全連対)、オーシャンブルー金鯱賞馬)、エイシンフラッシュ(前年京成杯馬、皐月賞3着)、アドマイヤモナーク(同年重賞2勝)、ポップロック(メルボルンC2着)、タップダンスシチー(中山25重賞で馬券外なし)、アメリカンボス(同年中山GⅡ2勝)とまあ上げていくだけよくわからなくなってきますが…。基本的に必要なのは菊花賞天皇賞春のような長距離で好走できるスタミナに中山での適性の高さは必須。
 今回の出走馬で①長距離での実績があるのは、アーバンシック・ジャスティンパレス・シュトルーヴェ・ ディープボンド・ハヤヤッコ・ブローザホーンで、さらに②中山での重賞勝利があるのはアーバンシック・シュトルーヴェ・ドウデュース・ベラジオオペラ・レガレイラ・ローシャムパーク。  今年はクッション値が高いのでそれを活かすなら人気薄は先行馬ということになります。まあ逃げ馬不在っぽいのでね。先行馬で面白いのは過去好走歴のあるディープボンド、中山重賞勝ちのあるべラジオオペラの2頭でこの辺りは追切含めて注目したいですね。

阪神JFと朝日杯FSの回顧

2歳王者決定戦の阪神JFと朝日杯が終わりました。 先週はアルマヴェローチェを最高評価に置きながら、ダンツの単勝を握ってしまうという痛恨のミス。今週は素直に最高評価のアドマイヤズームから単複を的中。残念ながらモーリス祭りにはなりませんでしたが…。

朝日杯と阪神JFの回顧

 各レースのラップを比べていけばレース質の違いが分かります。
朝日杯 12.4-10.8-12.2-12.6-12.4-11.8-10.9-11.0
阪神JF 12.1-10.6-11.5-12.3-12.0-12.0-11.5-11.4
 まず、朝日杯は前3F35.4‐後3F33.7と後傾ラップの一戦でG1は前傾ラップになりやすいことからも珍しいスローペースになりました。前週の阪神jfに当週のタンザナイトSが差し決着なのもあってかなり抑え気味にいかざるを得なかったこと。また、Dコースの開幕週であったことからやはり前有利のレース展開になってしまいました。ただ、ペースが流れなかった割にも中距離向きな2頭のワンツー決着でしたので大筋の傾向は変わらなかったように感じます。NHKマイルよりも皐月賞日本ダービーに適性がある2頭かなと思いました。
 次に阪神jfですが、これはラップが前34.2‐後34.3とかなりキツいペースになっていてマイル戦のスタミナ比べ勝負の流れになり後ろから楽に追走できた馬たちが差し切る流れ。特に牡馬相手に好走していたアルマヴェローチェにとって能力を存分に発揮できる好舞台とはなったように思います。上位3頭は大方中距離向けの馬でしたが、突き抜けたアルマヴェローチェは桜花賞も十分期待できるかな。

朝日杯FS_全頭評価

アドマイヤズーム 血統:A 能力:A

モーリス×ダイワズーム(母父:ハーツクライ
 母ダイワズームはオークスまでにスイートピーS含め3連勝。近親にG1馬がいないが、フタイテンロックがいるようにダートの名牝系とまではいかないが母方は米国ダート質が強い。またHaloやN othern Dancerが直接入っていて底力がある。1/4米国血統は近年走る馬が多い。
 適性距離としてはモーリス産駒ながらも折り合い面が今の状況通り落ち着いていればダービーまでという馬。母父サンデーでSeattle SlewConquistador Cieloのスピード感は東京でも活かせる。
 データ的な推し要素としては、新馬未勝利で1.33秒台前3F34台で後3F36.0未満ならショウナンザナドゥ、イフェイオン、ラヴズオンリーユーなど重賞級の馬が並び時計面でも優秀で一発あっても。Dコースも合う。

アルテヴェローチェ 血統:B 能力:B

 モーリス×クルミネイト(母父:ディープインパクト
 母クルミネイトは桜花賞2着クルミナルの全妹で母母父Candy Stripesはバブルガムフェローの半兄でBlushing Groomの直仔だから京都の適正は高くでそう。前走は絶妙に重い馬場だっただけに普段の軽い阪神の芝でなく京都開催は追い風だ。ただDコース代わりもあり大外ぶん回しの競馬しか経験ないのは怖い。

アルレッキーノ 血統:B 能力:B

 ブリックスアンドモルタル×チェッキーノ(母父:キングカメハメハ
 母チェッキーノは言わずと知れた名牝で昨年は2冠馬のチェルビニアを輩出した。京都の相性も良い牝系だからこなさそうだが、馬場が重たいのと初めての右回りは不安要素。一本調子の走りが良いだけにスタートで好位を取れる仕上がりかどうかが大事。能力は重賞級。ただ調整過程は速い時計がなく仕上がり不十分で不安だらけ。もう少し大事に間隔を空けて欲しいものだ。

エイシンワンド 血統:D 能力:C

 ディスクトリートキャット×エイシンフェアリー(母父:タイキシャトル
 ディスクトリートキャットは芝ダート兼用の種牡馬で、母エイシンフェアリーは芝短距離で2勝。 ベストは短距離でマイルは現状こなせるか微妙な距離。馬体的にはベストは良馬場で蹄の厚さで重もこなせるが、スピードはそこまでで小倉2歳はある意味ベストな舞台だった。

エルムラント 血統:D 能力:D

 フィエールマン×エクシードリミッツ(母父:Exceed And Excel
 フィエールマンにこの牝系だから冬の京都は合っていそうだが、1600mは流石に短すぎる。2000m以上で走らせたい感じは強く、ローカル長距離も合いそう。

クラスペディア 血統:D 能力:C

 ミスターメロディ×ウンベラータ(母父:アグネスタキオン
 母ウンベラータはアグネスタキオン×Double Bedと中距離志向の牝馬でそこにミスターメロディだからスタミナ質の短距離戦がベスト。スタミナを活かして前で運ぶのが理想だから1400mの東京は直線が長く持ちきれなかった。京都内回り1200-1400あたりがベストなようで葵Sで買いたい。

コスモストーム 血統:E 能力:D

 クラレーションオブウォー×オリーブティアラ(母父:キングカメハメハ
 前走の兵庫CSは砂をかぶるのを嫌ったのもあり外目を回らされての敗退。それで0.8秒差ならそこまで負けてはいない。内がいい園田だったしダートは巻き返し可能。
 近親にミッキーカプチーノがいる血統で、デクラレーションオブウォー×キングカメハメハ×母母父サンデー系はプレイゼスト、ドクタードリトルがいる。ネオユニ持ちだし小回りのダートで買いたい。

### ソードマスター 血統:E 能力:D  母デアリングエッジはデアリングバードの全妹だから、デアリングタクトと100%同血。ただデアリングタクトほどずば抜けた感じもなく3歳春の方が良くなりそうな血筋だからここで買うのは難しい。京都向きではある。

ダイシンラー 血統:D 能力:D

 サトノダイヤモンド×グレースドゥモナコ(母父:タイキシャトル
 新馬戦はのち未勝利勝ちのダノンミッションを差し切って勝利。次走のデイリー杯はスピードに乗り切れず3着。こうやまき賞5着と本州に来てからは不振。血統的にもローカル向きで今の京都では足りない。

タイセイカレント 血統:A 能力:B

 モーリス×アイリッシュシー(母父:Galileo
 前走のサウジRCでは内に進路を取って2着に食い込んだ。正直サドラークロス持ちでロンシャンでも目指してるのか?と言いたくなる馬だが、10月の東京で雨とはいえ2着に食い込んだのは大いに評価ができる。ただ、母父ガリレオは1800m以上でしか重賞の勝ちがないので今回の特殊な馬場状態が合えば初めてのマイル以下での勝利も見えてくるか?ちなみに多数のG1馬を輩出している名牝系の出であったようだ。

テイクイットオール 血統:A 能力:D

 キズナ×トップソリスト(母父:War Front)
 新馬戦は東京1600mで混戦を制した。近親にキンシャサノキセキがいる血統なので前走の京都2歳は距離適性外だったのだろう。まだまだ幼さを見せている馬なので、年明け以降の活躍を期待。

ドラゴンブースト 血統:D 能力:D

 スクリーンヒーロー×トーコーディオーネ(母父:エンパイアメーカー
 母方は軽めの米国血統でスクリーンヒーロー産駒。冬馬場に買いたいような血統でもないし前走の内容も一息…。

トータルクラリティ 血統:A 能力:A

 バゴ×ビットレート(母父:スペシャルウィーク
 京都の新馬戦でハイパフォーマンスを見せ、前走の新潟2歳Sではバゴ産駒らしくよく走った。どちらも小頭数ながらも好時計をマークしており特に新潟2歳Sはコートアリシアンを差し返す根性も見せた。バゴ産駒の朝日杯と言えば、ステラヴェローチェがいるしここでも好勝負は必至だ。

ニタモノドウシ 血統:B 能力:B

 ディーマジェスティ×ジェラスガール(母父:Petionville)
 新馬戦の福島1200mの新馬戦を見たことがある人ならわかるとは思うが、大体が逃げ切りである。何ならどの距離もほとんど逃げ切り…。そんな福島で後方から追い込んで勝ったのがニタモノドウシである。他にもホープフルに出走予定のデルアヴァーやホウホウガイア、バセリーナくらいなもので…。
 前走は札幌1500mのレコードらしいがそもそも1500mのOPがクローバー賞だけで新馬戦も少し組まれている程度。ほとんど1200mや1800mのレースが多いので参考になるレコードだとは思わない。時計も出やすかったですからね…。馬体も良く言えば完成度が高い。ただ今後の伸びしろはなさそうなので買うなら今か。

パンジャタワー 血統:C 能力:C

 タワーオブロンドン×クラークスデール(母父:ヴィクトワールピサ
 前走の京王杯は外から豪快に差し切り勝利。距離はソニンク牝系なので融通はききそうだが、長くいい脚を使うタイプなので今の京都の下り坂が活かせないコースは辛いか。能力は世代上位だとは思うが、あって4着。

ミュージアムマイル 血統:A 能力:B 

 リオンディーズ×ミュージアムヒル(母父:ハーツクライ
 前走の黄菊賞京都2歳Sを超える時計ということで話題の馬。ただCコース開幕週とはいえ黄菊賞とは2週間離れているので馬場状態も違うし気にする必要はないと思う。それをいったらサトノヘリオスが世代最強じゃないのはおかしい。
 血統的にはリオンディーズハーツクライにフレンチ、ハッピートレイルズだから近親のチェルヴィニアが活躍しているようにケチはつけようがない。ミスプロ×サンデーと見ても先週のJFの活躍馬と同じだし力は出せる。

ランスオブカオス 血統:D 能力:D

 シルバーステート×ハイドラン(母父:ローエングリン
 中1週でG1挑戦はさすがにストロングすぎる。スタッドリーみたいになりそう。血統的にもあまり狙おうとは思わない。阪神向き。

阪神JF_血統評価+能力評価

アルマヴェローチェ 血統:A 能力:A

 ハービンジャー×ラクアミ(母父:ダイワメジャー
 前走札幌2歳Sはマジックサンズに差し返されてハナ差の2着。3着のファイアンクランツが次走東スポ杯4着などメンバーレベルも高い中牡馬と同斤量での2着は評価できる。上りも最速で36.3。800mから12.5‐12.2‐12.1‐12.6‐12.2‐12.4とタフなレースだっただけにスタミナ面は問題なしのオークス向き。
 血統面も母のラクアミはモンドキャノンの半姉。母方がダート質で軽めな血統だが、ダイワメジャーハービンジャーを入れて芝でも通用する重厚さが出た。ナミュールと同じハービンジャー×ダイワメジャーのニックスだしここでも通用する下地は十分。

イリフィ(抽選対象) 血統:B 能力:D

 Too Darn Hot×Trethias(母父:Invincible Spirit
 ここまで4戦中、京都で2戦1勝2着1回と好走をしている。血統的にも欧州色が強くまさに冬の京都向きな馬。父Too Darn HotはマイラーGreen DesertやSharpen Upを持っているのもいい。追切がよさそうで抽選通れば紐で押さえてもというところ。展開次第なところも大きそうなので過度に期待はしない。

ワキタマナレア(抽選対象) 血統:C 能力:C

 ヘニーヒューズ×カフジビーナス(母父:ディープインパクト
 前走ファンタジーSは重馬場の中上がり最速で0.1差の5着。兄カワキタレブリーと同じく差しが決まる展開待ちという気もしないが…。母系は重厚さがあるので重たい馬場の方が良かった気があり前走の走りほどのパフォーマンスが出せない可能性は高い。天気が悪ければ押さえておきたい。

クリノメイ 血統: 能力:

 オルフェーヴル×クリノエリザベス(母父:プリサイスエンド
 前走サフラン賞は本来ならエンブロイダリーが楽勝していたレースだから内容的にもあまり評価はできない。オルフェの分洋芝も悪くはなさそうだが、野芝で上りを生かすタイプでそもそも冬はそこまで向いていないのでは。

コートアリシアン 血統:B 能力:C

 サートゥルナーリア×コートシャルマン(母父:ハーツクライ
 鞍上で消したくなる。前走は新潟2歳S2着。ただ勝ち馬を除くと次走勝ち切れていない馬が多く、メンバーレベルは疑問。Nijinskyハーツクライで京都の適性はまあまあある。ただサートゥルナーリアの分どうだろうかというところ。良馬場向き。

ジャルディニエ 血統:D 能力:D

 アドマイヤマーズ×ヘアキティー(母父:Wildcat Heir)
 前走はアスター賞を快勝。血統は母方が軽めなダート血統でいかにも9月の中山向き。東京ならまだしも今の京都ではやや力足らずか。

ショウナンザナドゥ(抽選対象) 血統:C 能力:C

 キズナ×ミスエーニョ(母父:Pulpit
 前走はアルテミスSで3着。ミの一族らしく重賞が精一杯という所はある。シンプルにStormCatの早熟性が強い馬で6月は早仕上げだったと考えるのが一番だろう。そのためもう能力差がたかが知れているし、早熟で魅せた新馬戦だったことから今回も注目度は高そうだが、キズナくらいしか京都みはなく外回りより内回りの方がベストだし阪神開催の方がうれしかったことだろう。

スリールミニョン 血統:D 能力:C

 ミスターメロディ×ルミノハレブタイ(母父:クロフネ
 前走ファンタジーSは6着。前走が外回り感あっただけにクロフネの分こなしただけではと思ってしまう。外回りは向かないし野芝向きの馬。ここはスルー。

ダンツエラン 血統:A 能力:B

 ロードカナロア×ミスチヴァスミスティ(母父:Into Mischief)
 前走ファンタジーSは差し切り勝利。距離は伸びても良さそうで充実期の今なら面白い一頭。血統的には米国色が強いもののGraustarkとHis Majestyの全兄弟クロス5×6×6で京都を走るには十分すぎる下地がある。むろん外回りの方がいい。ファンタジーSは重馬場で溜める形になったのが良かったのだろうから阪神jfは最上の舞台だろう。偶然にも前回の京都開催は本田優調教師の騎手時代のイブキマイカグラだったが…?

ティラトーレ(抽選対象) 血統:A 能力:C

 リアルスティール×エアシンフォニー(母父:ルーラーシップ
 前走は新馬戦を快勝。逃げ馬を煽りながら荒れた内を通っての快勝だから鞭もいらなかったのでは??と思ってしまうところ。まだ遊びながら走っている所があり幼さを見せているが素質は高い。MonevassiaとKingmamboの全兄妹クロスがあるからパワーもあるがもう少し野芝の速い馬場が良さそう。桜花賞で狙いたい。

テリオスララ 血統:B 能力:C

 シスキン×シャンドランジュ(母父:マンハッタンカフェ
 ハルーワソングの牝系となると東京2000がベストなイメージ。シスキンも京都は合いそうだし荻Sではディアナザール相手に快勝している所を見ると能力的には十分。ただ距離は長い方が良さそうでここまでそこまで早くない流れを逃げ切ってきているだけにここは少々厳しそう。

ビップデイジー 血統:A 能力:B

 サトノダイヤモンド×ローズベリル(母父:キングカメハメハ
 前走紫菊賞は牡馬相手に完勝。中京・京都と異なる舞台で勝利しているのも評価できる。サトノダイヤモンド産駒だがキレのある馬で母方にあるキンカメサンデー、さらにアグネスデジタルのスピード感でディープらしさをうまく引き出した配合。
 インフィナイトもそうだったが先行力を活かしたい牝系だが差し込んでも良しと特に新馬戦の内容は非常に良くペースもほかの有力馬に比べれば経験しているし、

ブラウンラチェット 血統:B 能力:B

 キズナ×フォエヴァーダーリング(母父:Congrats)
 フォーエバーヤングの妹だからローミンレイチェルの牝系にCongrats。ダノンデサイルと同じ母父を持つ。キズナ替わりだが京都の相性自体は悪くないはずでそれ以外に重たさがない分前走の東京の方がよかった感じもあるが…。そこまでキレる馬ではないので先行しやすい枠順なら相手なりに。

ミストレス 血統:C 能力:D

 キズナ×チェロキーメイドン(母父:Distorted Humor
 こちらもキズナに米国血統。前走の内容的にもさすがに京都では厳しいのでは。

ミーントゥビー 血統:C 能力:D

 リアルインパクト×コマンドゥールキイ(母父:フジキセキ
 ジェイドロバリーHabitatだから京都も悪くなさそうだが、さすがに能力が足りるのかといったところ。ここではないだろう。

メイデイレディ 血統:C 能力:A

 Tapit×Nemoralia(母父:More Than Ready)
 母父More Than Readyはノーブルロジャーと同じだが、血統的には小回り向きでデルマーが最良の舞台だった可能性が高い。米国の早熟性でこなせればというところだが坂はどうだろう。

モズナナスター 血統:C 能力:C

 モズアスコット×グランプリエンゼル(母父:アグネスデジタル
 母グランプリエンゼルNHKマイル3着。ここまで6戦も使っているが在来牝系でタフな馬だからこなせているのだろう。スピードの質のレンジが広いのはいいことだがさすがにここでは…。前走逃げ切れなかったのが気になる。今の時期の京都は悪くない。

ランフォーヴァウ 血統:B 能力:B

 ロードカナロア×キネオダンサー(母父:ディープインパクト
 前走は牡馬相手にデイリー杯制覇。ディープにStreet CryにHalf a Yearで京都は合う。新馬負けで評価が低いがその後を考えれば気にするほどではない。ハイペースが経験なくどうかというくらい。

リリーフィールド 血統:C 能力:C

 モズアスコット×ハイリリー(母父:アグネスタキオン
 同じモズアスコットならトニービンRiverman持ちのこちらの方が外回りは合いそう。調教がよさそうなら紐で。

ジャパンC回顧

ジャパンCの回顧

 ジャパンCらしく外国人騎手が揃い踏みそんな中でも積極的な競馬を敢行した坂井瑠星騎手は素晴らしかった。一夏を越えて成長し愛チャンピオンCからスタートでの出遅れがなくなったシンエンペラーは坂井Jらしくスローペースの逃げに持ち込んだ。前有利の流れを作り出すことで後ろのドウデュースやオーギュストロダン以下有力勢の差し馬たちに厳しい流れを作っていこうとした。
 その流れに気がつき位置取りを上げたビュイック騎手も上手かった。ドゥレッツァが出遅れてしまったことで位置が中途半端になってしまっていたが、スローの流れで先行力を活かせる逃げポジに収まることが出来た。直線でも外から伸びてくるドウデュースが見えているかのようにドゥレッツァを併せていった判断はシンエンペラーの脚を鈍らせたし、ドウデュースが楽に抜け出すのを防ぐという意味でも完璧だった。ただドウデュースの根性の方が一つ上だった。
 スローペースでの立ち回りという意味では武豊騎手も相変わらず上手い。ドウデュースが捲りの競馬を覚えているというのもあるが、最後の直線脚がなくなることを恐れずに出していくのはドウデュースへの信頼ゆえだろう。次の有馬記念は去年制した舞台だし余程展開が向かなかったり不利を受けなければ大丈夫そうだ。
 他に人気だったチェルヴィニアやジャスティンパレスは流れが向かなかったので見直し可能でしょう。ただチェルヴィニアは牡馬相手はやはり厳しそうで…。
 馬券的にはかなり美味しい思いができたしシンエンペラー、ドゥレッツァに張って正解のレースだったので…!オーギュストロダンの凡走だけ悲しかったですが…。最初で最後の馬券を買えてよかった!

2024年マイルCS全頭評価_オオバンブルマイ大駆けの予感。前年覇者のナミュール相手にどこまでやれるか?!

今年のレース傾向の展望

今年は去年と異なりBコースでの開催
 Bコース開催のマイルCSというと、2001~2006の6年間のみでそれ以前はAコース、以降はCコースでの開催になっていました。
 先行しての勝利が2001ゼンノエルシド、2006ダイワメジャー。粘りこんだのも2001タイキトレジャー、2003ギャラントアロー、2005ダイワメジャーのみで13/18は中団以降からの差しと差し優勢の状態。今の京都も外差し馬場なのでこれは変わらなそう。先行して勝つなら4角早めに抜け出して34秒前半の脚で粘ることが必至。
 前述の先行馬の特徴を捉えると京都向きの持続力を兼ね備えていたことが言える。ゼンノエルシドは父Caerleonが京都得意なNijinskyの産駒で母父がDerring-Doの系統。Derring-Doの産駒High Topがジャックルマロワ賞Lyphardのハナ差2着をしたように、スピードを伝える種牡馬Caerleon×Dominionで上手くナスキロ配合を噛ましているし大箱向きの好配合。ダイワメジャーは逆のタイプで母父ノーザンテーストVice Regentを活かして粘り込むタイプだからゼンノエルシドほどの脚は使えない。ただナスルーラの近親のMahmoudの影響が強く持っているしHyperion由来のスタミナもあるからスタミナでマイルもこなすタイプ。
 今年はCコースではないので大外一気というよりも…。去年負けてしまったが、ソウルラッシュやジャスティンカフェくらいの位置取りで差し込むかインを後方から突くのが理想になりそう。

出走馬分析

ルナシーム 牡5 調教: 血統:D 総合:D

 橋口慎介厩舎 藤岡佑介
 モーリス×ジュベルアリ(母父:ディープインパクト
 母ジュベルアリはシャフリヤールの全姉でそこにモーリスなので京都外回りで活かせる切れ味はない。モーリスより腹袋がすっきりとしたフォルムで距離に関しては母方の影響が強そうで、ベストの距離は阪神の1800~2000mあたりか。どちらかというとローカル向き。小倉はこの牝系らしく下り坂を上手く走った。マイルの距離では7戦して条件戦で1勝と実績的にも寂しく京都での勝ち鞍はない。ただ調教は悪くないが。

ウインマーベル 牡5 調教:A 血統:C 総合:B

 深山雅史厩舎 松山弘平
 アイルハヴアナザー×コスモマーベラス(母父:フジキセキ
 京都なので祖母がNijinsky産駒なのはプラスだし母も京都は苦手というほどではなかった。父父のFlower Alleyはトーセンラーの半兄でその産駒のアイルハヴアナザーはどちらかというと軽いスピードと持続力よりの種牡馬で、軽い馬場でスピードを生かせればという感じになってくる。良馬場が絶対条件で内枠も欲しいが、母を考えればマイルくらいなら距離の融通は効く。  追切は前走同様日曜に66秒と早めで追って当週は68秒と抑えているが遠征を考えてのことだろう。追切パターンを変えて1年が経つが重賞3勝と気を吐いているからそろそろG1に届きたいところだ。

エルトンバローズ 牡4 調教:A 血統:B 総合:B+

 杉山晴紀厩舎 西村淳也
 ディープブリランテ×ショウナンカラット(母父:ブライアンズタイム
 ディープブリランテはディープらしくない…というかBustedのクロスに母父がRivermanの系統なのでスタミナに寄ったタイプでバブルプロスぺクターらしくジリ足タイプが出やすい。エルトンもそのタイプでHail to Reasonのクロスもあり先行力を活かすのがベストの血統。去年のように出脚で負けてしまうと京都の外回りではどうにもならない…。今年はバルサムノートくらいなのでどうにか先行できれば、RivermanGraustarkで京都はこなせるのでは?去年より上の着順も。  調教はこの馬らしく前走同様好時計。あと、どうでもいいが馬体写真がこの顔の角度の時は3戦2勝3着1回(中京記念の0.1差)なので好調なのは間違いないはず

オオバンブルマイ 牡4 調教:A 血統:A 総合:A

 吉村圭司厩舎 武豊
 ディスクリートキャット×ピンクガーベラ(母父:ディープインパクト
 祖母アジアンミーティアUnbridled's Songの全妹。ディープインパクト×StormCat×Unbridled's Songと考えれば、コントレイルなど多数の活躍馬のいるニックスでディスクリートキャットの分短距離向きというところだろうが、父(BCマイル3着)を考えてもマイルがベストで距離延長は大歓迎。また、近親の エントシャイデンはフォレ賞3着のある下り坂巧者でまさに京都向き。良馬場で切れ味を活かしたいがある程度の道悪は他馬よりもこなせる。NHKマイルは凄かった…。  追切はここにきてまさかの朝日杯、アーリントンCと同じパターンで坂路で綺麗な加速ラップでの仕上げ。前週のCW追切といい武豊Jも絶賛の追切を連続しており調子は良さそう。

コムストックロード 牝5 調教:B 血統:D 総合:D+

 宗像義忠厩舎 幸英明
 シルバーステート×ニシノムーンライト(母父:Diesis
 シルバーステート×Diesis×Cure the Bluesだから今の京都1600mよりは12月の中山1600mで見てみたい。この距離だと先行しているがそれ自体は悪くないはず。調教は悪くないので、よりパワーを要する馬場を条件に見直したい。

ジュンブロッサム 牡5 調教:B 血統:B 総合:B

 友道康夫厩舎 戸崎圭太
 ワールドエース×エンプレスティアラ(母父:クロフネ
 ゴールドティアラ×クロフネ×サンデー系はステファノスと同様でワールドエースの分異なるが…。ステファノスワールドエースも京都の適性は高いし本馬も京都では2戦1勝と悪くない。ただどちらもG1では今一つ足りないところがあったのでスケール感は物足りない。2,3着くらいにしれっといそう。追切も前走同様好時計で状態は良さそうで今回も買い条件は整った。

セリフォス 牡5 調教:D 血統:C 総合:D+

 中内田充正厩舎 川田将雅
 ダイワメジャー×シーフロント(母父:Le Havre)
 ダイワメジャーにNothern Dancerクロスでキレを補強。Red GodSecretariatとスピードに富んだ母系で、直線の長い京都よりも瞬発力が必要な阪神マイルCSは好舞台だった。
 また、近親にイエローゴッドがいる牝系なら先行力を生かしたいが、近走どうしてもゲートが合わない。立ち姿から見てもバランスの悪さが目立つし口向きの悪さも改善されず、能力は高いが発揮できない状態が続いているのは歯がゆい。追切もその通り微妙なのだが…。

ソウルラッシュ 牡6 調教:A 血統:B 総合:B+

 池江泰寿厩舎 団野大成
 ルーラーシップ×エターナルブーケ(母父:マンハッタンカフェ
 昨年の2着馬。適性は間違いないしBコース替わりは歓迎。ただ去年のモレイラから団野への乗り替わりというのは器用さに欠けそうで、そこのマイナスは大きそう。調教は京成杯を勝った時と同じ11秒台の締めで、前走より上昇度はうかがえる時計で問題ない。

タイムトゥヘヴン 牡6 調教:C 血統:E 総合:E+

 戸田博文厩舎 柴田善臣
 ロードカナロア×キストゥヘヴン(母父:アドマイヤベガ
 カナデアンガールから続く在来牝系にアドマイヤベガアドマイヤベガはAlmahmoudのクロスを持ち柔らかさがある血統だが、流石にもう6歳でロードカナロアのパワーに寄って行っている感もある。最善は中山なので間違いなくここでは評価が下がる。追切自体は問題なく消化していて可もなく不可もなく。

チャリン 牡4 調教: 血統: 総合:

 R.ヴェリアン厩舎 R.ムーア
 Dark Angel×Futoon(母父:Kodiac)
 血統的には今の京都ではやや強調材料に欠けてしまう。だが、京都適性は間違いなくあるし何とも言えない。実績的には抜けているしどの枠順でも問題なさそう。買うなら2~3着あたりを想定して。

ナミュール 牝5 調教:A 血統:A 総合:A

 高野友和厩舎 C.デムーロ
 ハービンジャー×サンブルエミューズ(母父:ダイワメジャー
 先週は半妹のラヴェルエリザベス女王杯で波乱を演出。去年は大外一気で差し切り勝利を決めたようにBコースの京都1600mもこなせるだろう。ただ、C.デムーロはイン突き大好きなのでそこがどうか。  調教はいつも通り終いを伸ばして好調をキープ。秋初戦ながら十分に買える仕上がりだ。

ニホンピロキーフ 牡4 調教:B 血統:D 総合:C

 大橋勇樹厩舎 田口貫太
 キタサンブラック×ニホンピロアンバー(母父:スウェプトオーヴァーボード
 キタサン×在来牝系のパターンで間にフォーティナイナー系やVice Regent系を挟んでいる分スピードもあり走れているが、重賞ではイマイチ。上りもそこまで派手なものは使えず馬場が渋った条件でなら重賞でも買えるというタイプ。京都との相性は悪くないはずだが、マイラーズCでセリフォス以下というのは能力不足を感じる。調教はかなりいいが狙いずらい。

バルサムノート 牡4 調教:A 血統:D 総合:D

 高野友和厩舎 北村友一
 モーリス×エピセアローム(母父:ダイワメジャー
 栗毛の一族で黒鹿毛で出たのはメジロフランシスの影響が強そうでそこがどこかジリっっぽさに繋がっている所だろうか。ただその牝系のスタミナで前走押し切ったように前目の競馬が板についてきてくれば怖い存在。今回は東京から京都替わりというのはプラスだが、同じくスプリント路線から格上のウインマーベルが出てくるし早めに動かれると苦しそう。  

フィアスプライド 牝6 調教:B 血統:D 総合:D

 国枝栄厩舎 A.シュタルケ
 ディープインパクト×ストロベリーフェア(母父:Kingmambo
 母系は米国の色が強くベストは中山1600mだと思うしVマイルはスタミナを活かして持続力でどうにか持った感じで今の京都は合わない。追切はこの馬なりに良さそうで条件替わりで狙いたい。  

ブレイディヴェーグ 牝4 調教:C 血統:C 総合:C

 宮田敬介厩舎 C.ルメール
 ロードカナロア×インナーアージ(母父:ディープインパクト
 母は実質ミッキークイーンのブレイディヴェーグ。去年は低クッション値の京都で好走していただけに今年は条件替わりともいえるのでどうだろうか。カナロアの分重い馬場のほうが良さそうで他馬より素軽くもないし、距離短縮はマイナスのはずで1800mまではスタミナでこなしていたが、BコースのマイルCSを最後方からとなるとデュランダルのような競馬が求められるわけだが、血統の質感は異なる。調教は前走より抑えめの時計でやや不安。状態は悪くなさそうだが、条件と適正は合わなさそう。  

マテンロウスカイ セ5 調教:C 血統:E 総合:E

 松永幹夫厩舎 横山典弘
 モーリス×レッドラヴィータ(母父:スペシャルウィーク
 前走は天皇賞5着に食い込んだマテンロウスカイ。ダークホース的な人気を集めそうだが前走がベストの条件をこなした可能性は高く、血統から見てもスペシャルウィークトニービン、モーリスと東京適性はありそうな血統表でDixieland BandAllegedとスタミナもあるからスローでの粘り込みは本望で展開に騎乗も完璧だったからこれ以上はない。追切は前走と変わらない時計で悪くはなさそうだが…。  

レイベリング 牡4 調教:B 血統:D 総合:D

 鹿戸雄一厩舎 津村明秀
 Frankel×Noyelles(母父:Docksider)
 前走は秋の新潟でLの1400mを勝利。やはりパワーのいる馬場が得意ではあるが、ダービー卿CTを見てもスピード不足な感じがぬぐえず朝日杯は完成度の高さでどうにかこなした感じにも…。追切自体はいいので適条件で。

予想

オオバンブルマイ
ナミュール
▲ウインマーベル
△エルトンバローズ
 

2024年東京スポーツ杯2歳S、秋明菊賞_血統分析

東京スポーツ杯2歳S

先週の馬場傾向

・カザンラク シルバーステート×ヴィアンローズ(母父:Sevres Rose)
・ソードマスター エピファネイア×デアリングエッジ(母父:キングカメハメハ
・シヴァース モーリス×ヴィブロス(母父:ディープインパクト
・ウインエーデル リオンディーズ×コスモプラチナ(母父:ステイゴールド
・ユキワリザクラ サトノダイヤモンド×ユキアカリノマチ(母父:キングカメハメハ
以上5頭のようにサンデーまたはロベルト系×ミスプロニジンスキー系という組み合わせ。どちらかというと欧州や在来牝系が伸びてくる。全頭サドラーウェルズかニジンスキーを持っているので夏の東京とは真逆の方向性だ。

出走馬分析

クロワデュノール 牡2 斉藤崇史厩舎 評価:B

 キタサンブラック×ライジングクロス(母父:Cape Cross
 前走はアルレッキーノ相手に完勝の競馬。時計だけ見るとマイラーっぽいが自身がBustedのクロスを持っているように本質的にはステイヤーでスタミナを出し切った結果。そこだけみると東京1800mは短いと思う。母父がGreen Desertの直系でSir Ivorに前述のBustedだから下り坂の京都がベストだろう。
 新馬戦の結果だけ見れば時計面も優秀といえるが、野芝で時計が出やすい馬場だったと考えると今の馬場で同様の時計をマークできるかは疑問。馬場は間違いなくこなせそうだが…。

サトノシャイニング 牡2 杉山晴紀厩舎 評価:D

 キズナ×スウィーティーガール(母父:Star Dabbler)
 春の東京がとても合いそうな血統表。野芝はいい。
 ただ走りが固く若干ダート感も漂う。新馬戦も雨の中でクッション値が高いという難しい馬場状態で今回の馬場が合うとはあまり思えない。

ジーティーマン 牡2 小栗実厩舎 評価:C

 モーリス×オーロラエンブレム(母父:ディープインパクト
 モーリス産駒で母父ディープはシヴァースと3/4同血ということになる。シヴァースのハルーワスウィートよりは軽めのアメリカ血統だが、Sir Ivorなども奥には入ってくるのでそこまで軽すぎないか。モーリス自身が在来牝系な分素軽さが活きてくればとは思うが、前走の新潟1800mがベストな感じも抜けきれず評価はそこそこ。

デルアヴァー 牡2 松永幹夫厩舎 評価:A

 Frankel×アムールブリエ(母父:Smart Strike
 Frankel産駒である。祖母にヘヴンリーロマンスがいる。欧州要素はFrankelにサドラー、リボー直系の母系でもう十分だし、そこにサンデー、Smart Strikeが直接入ってくる超良血馬。クッション値の高い福島で好走したようにスピード感は十分だしエンジンがかかり切らない状態で差し切る能力の高さは武器。大箱の東京替わりはプラス。

ニシノイストワール 牡2 鹿戸雄一厩舎 評価:D

 キズナ×ドリームアンドホープ(母父:Royal Applause)
 Royal Applause、オーストラリアかな?まあ近親にオーダーオブオーストラリアいるんですけどね。懐かしいな。ベストは小回りの4角コースを器用に立ち回ることなので東京1800は合わない。

ニシノタンギー 牡2 水野貴広厩舎 評価:

 サトノアラジン×モクレン(母父:Galileo
 ニシノイストワールとほぼ同評価になるが、血統表が重すぎる福島で見直したい。

ファイアンクランツ 牡2 堀宜行厩舎 評価:

 ドゥラメンテ×カラフルブラッサム(母父:ハーツクライ
 トニービンが効いている分札幌で走ったとみるか、ミスプロで切れ味がある大物とみるか評価が難しい。母系が米国な分そのほかで欧州色を補えているのは悪くないか。今なら京都の方が合っていそうだが、東京でも十分面白そうな馬だ。

プレシャスデイ 牡2 伊坂重信厩舎 評価:

 ニューイヤーズデイ×スプレンダークラン(母父:ルーラーシップ
 スカーレットインクの牝系で祖母スカーレットレディダイワメジャーと同じ血統構成だが、ルーラーシップを挟んでいるとはいえキンカメ×サンデーの切れ味を生かした競馬でニューイヤーズデイ産駒らしくスピードの持続力もある。ノーザンテーストの成長力で伸びていればここでも面白い存在。

レッドキングリー 牡2 木村哲也厩舎 評価:

 サートゥルナーリア×レッドエルザ(母父:Smart Strike
 母レッドエルザはEnglish Channelの全妹でサートゥルナーリアだからキレよりも持続力のタイプで新馬戦はその良さを生かした競馬ぶり。血統面だけみたら中山の方が向いていそうでここで僅差の勝負ができるならホープフルSでダークホース的存在になってくれそう。東京はシーザリオで最低限はこなせるか。

秋明菊

 先週は言った通りの馬場でDeputy買っとけという感じ。  アクルクス、ヤマニンシュラ、キャッスルレイク、ヒデノブルースカイあたりが良さそう。