過去のデータ
4歳馬
明け4歳馬は前走ダービー組が2‐0-1‐1で、今回はサンライズアースが該当。唯一馬券外のシンチェストはOP勝ちが無かった。
また、菊花賞組は前走5着以内なら4‐1‐1-0のパーフェクトで、今回はショウナンラプンタが該当。6着以下から好走したのはサトノグランツとプラダリアだが、どちらも世代G2を制していた。今回はメイショウタバルが該当し、ショウナンラプンタ相手に同舞台のG2神戸新聞杯を制している。
また、前走3勝クラスからの臨戦は1着馬でも2‐4‐2‐6と期待値はあるがという感じ。ヴェローチェエラは右回りコースでOP入りしていて左回りは新馬戦以来だがそこがどうだろうか。
5歳馬
明け5歳馬は前走G1組は馬券内だと2‐2-1‐0とパーフェクトで有馬記念か天皇賞秋からの臨戦だった。今回はホールネスが該当もエリザベス女王杯でOP以上では初めての混合戦だがどうだろうか。また、前走G1組で3着外から巻き返したのはカミノクラッセ、ヤエノムテキしかいないので、今回該当馬はいない。
また、前走G2組は昨年のブローザホーンを除くと前走馬券内組に限られるが、ステイヤーズSやアル共杯からの臨戦だった。今回はケイアイサンデラ、サトノグランツが該当するが巻き返せるだろうか。
逆に、前走G3組は前走人気や着順関係なく好走している。中京開催だとヤシャマルがいるが、東京コースで4勝していて3連勝でのOP入りだった。今回はロードデルレイとマイネルメモリーが該当。ロードデルレイは東京で4勝しリステッド勝ちもある。一方、マイネルメモリーは1勝クラス以上での勝鞍が全て平坦コースなので厳しいだろう。
残りのマイネルエンペラーとタッチウッドは3勝クラスからの臨戦。前走1着馬の回収率は100%を超えているので両方とも買えるが、条件を絞るなら重賞連対実績馬。これはトップコマンダー、ファンダリロバリーの2頭いて1‐0-1-0の条件。今回はタッチウッドが該当する。
6歳以上
明け6歳以上だとそもそもの期待値が低い。唯一言うなら500㎏以上の馬で中京開催だとヴェルトライゼンテとキングオブドラゴンが好走した。非該当のミスマンマミーアは牝馬だった。
全頭評価
ヴェルトライゼンデ 59.5 A.ルメートル
能力:C 血統:A
2023年の覇者。当時は斤量59.0を背負いながらも逃げるキングオブドラゴンを差し切った。大阪杯、エプソムカップと不振が続いているが、速いペースだと対応できない馬でスローの瞬発力戦に長けたタイプなのが大きい。今回はメイショウタバルかタッチウッドが飛ばしていきそうだから展開的に向いてこなさそうだ。
ヴェローチェエラ 55.0 川田将雅
能力:B 血統:C
前走は比叡Sを勝利しての臨戦。勝鞍は札幌を除くとすべて右の外回りコース。今回の中京は新馬戦以来の左の内回りで実力が発揮しきれるだろうか?ズぶさもある馬なので中京の短い直線だとギアが入る前にゴール板が来てしまいそう。前走が京都の下り坂で遠心力を最大に生かした競馬ぶりだっただけに強さには疑問が残る。
エヒト 58.5 ??
能力:C 血統:C
相変わらず斤量が厳しい。近走は先行して結果が出し切れてないだけに今回のメンバーは嫌で後ろから伸びてくるイメージもできない。
キングズパレス 57.5 M.デムーロ
能力:B 血統:B
前走中日新聞杯は差し届かず5着。未勝利を勝ち上がってからはクッション値が9.5以上で勝ち鞍の無い馬で、今の中京はクッション値9.2と低く中日新聞杯より上積みがありそう。ただ今回逃げそうなメイショウタバルのため逃げが決まってしまうとまた届かず掲示板という感じもある。湾岸Sで勝利実績があるのはキングオブドラゴンと似通っていてコースの適性は高そう。個人的には松岡に手が戻った時に狙いたいが…。
グランスラムアスク 52.0 ○○
能力:D 血統:C
近走不振な上に、クッション値9.5以上しか好走していないのは今の中京では厳しそう。
ケイアイサンデラ 55.0 藤懸貴志
能力:D 血統:D
中京2200mを4戦して2勝のコース巧者に見えるが、勝ち鞍があるのは7~9月の夏の野芝優勢の軽い馬場が得意な馬でクッション値の低い今の中京競馬場は合わないだろう。
サトノグランツ 58.5 松山弘平
能力:C 血統:C
前走京都大賞典は5着に沈んでしまった。坂を2回上るコースは菊花賞と目黒記念で経験しているが、目黒記念のメンツでギリ4着…。去年から1㎏斤量も増えてくるし京都から中京に代わるのも不安な要素だ。
サリエラ 55.0 団野大成
能力:C 血統:B
今回が引退試合となるサリエラ。近3走は馬券内を逃しているものの終いの脚は溜めれば使えるので追い込みが決まる展開なら。ダイヤモンドS2着、目黒記念3着の実績を見れば距離が問題な馬ではない。
サンライズアース 56.0 池添謙一
能力:A 血統:B
前走日本ダービー4着からの参戦。中間の追切は5週前に帰厩して順調にこなしている様子。ダービーの内容も捲りによる粘っての4着でスタミナの高さを感じさせるものだった。中京2200mの母父マンハッタンカフェの馬の成績は勝率15.2%複勝率30.3%あるし、血統構成はテーオーロイヤルと似ていてシュヴァルグランの近親なのでスタミナを生かすレースができれば。
ショウナンラプンタ 56.0 鮫島克駿
能力:A 血統:B
前走菊花賞4着馬ではあるのだが、前走は馬群でジッとしていたら前が入れ替わる展開で勝ち馬のアーバンシックの後ろにいたらメイショウタバルがガス欠して内の進路が得られたというのは余りに恵まれすぎていてという印象が強い。あのレースを見ても3000mは長いと思うし、枠順が大事な馬だとは思うので折り合いがつきやすい中枠辺りを確保できれば。
タッチウッド 56.0 武豊
能力:A 血統:A
前走アーモンドアイCは休み明けの逃げて楽勝だった。上りは34.0と兄のノースブリッジに比べるとまだキレが無くはない馬でドゥラメンテな分モーリスの兄よりスピード型な印象は強い。共同通信杯は皐月賞3着馬とダービー馬相手に健闘していたし元々の素質の高さからすれば当然か。在来牝系なので冬馬場の方が合いそうだし兄も2200mの急坂2回のAJCCで勝利しているからコース的にも問題なさそう。それにあのレースぶりで斤量2㎏減はバグってる。
バトルボーン 57.0 横山武史
能力:C 血統:C
前走は福島記念を勝ったレッドラディエンス相手の勝利だった。ただ、白富士Sはロードデルレイ相手に完敗していたし相手関係の強化されるここは試金石。血統的にもマイラーが多い一族で前向きさがあるのはいいがここは先行勢にも辛そうでどうだろうか。
プラチナトレジャー 54.0 岩田康誠
能力:D 血統:D
前走はディセンバーC12着。平坦巧者な成績なので中京はさらにキツそう。
ホールネス 55.0 坂井瑠星
能力:B 血統:A
前走エリザベス女王杯は3着。ここまで馬券外の無い優秀な馬だが、今回は初めてのOP以上で牡馬と当たるのでコース巧者ではあるが一線級の牡馬相手にどこまでやれるのかといったところ。先行馬にとって楽な流れにはならなそうなので力が発揮しきれるか。
マイネルエンペラー 55.0 幸英明
能力:C 血統:A
前走はシェイクユアハートを下して勝ち上がり、ヴェローチェエラには完敗したがユーバーレーベンの全弟らしく左回りの中距離戦は安定している。全姉ユーバーも兄のファンロンも非根幹の2200mは得意だったのでメンバーレベルはかなり上がるが、スローペースに恵まれればという感じは強いのでタッチウッドについていければ。
マイネルメモリー 55.0 菱田裕二
能力:C 血統:C
在来牝系らしくスタミナに富んだ馬でアル共杯は5着に食い込めた。ダイヤモンドSで買いたい。
メイショウタバル 57.5 浜中俊
能力:A 血統:A
前走の菊花賞は前が入れ替わる展開で厳しい流れになってしまったのが敗因。重賞勝ちのあるコースだし、今回は同型が多いがこの馬のハナを無理やり奪う馬は居なさそうでスムーズに溜め逃げが出来れば馬券は堅いだろう。
ロードデルレイ 57.5 西村淳也
能力:A 血統:C
前走中日新聞杯は前を捉えきれずの2着。ただ坂を2回上る中京2200mはやや長い印象を受ける。また、血統的にも同じロードカナロアのべラジオオペラに比べるとスケールも落ちるし3着確保できればといったところか。