むねちのPOG情報局

2-3歳馬を中心に情報を更新中!(前週の世代戦の更新がメイン)たまに血統についてもまとめます。

2025ドバイGS_全頭評価_スプリント界の新星ストレートノーチェイサーと前回覇者タズのマッチレース必至!

ドバイGS

アメリカンステージ C

血統

 父:Into Mischief 母:Bonita(母父:Warrior's Reward)
 父は2024年米国のリーディングサイヤーInto Mischief。生産もアメリカの外国産馬。今回は2つ上の半兄Super Chowも同レースに参戦している。母父Warrior's RewardはカーターHの勝ち馬で遡れば英ダービー馬が近親にいる血統。この父の分南米牝系でもタメをきかせてメイダンの直線にも対応できたというところだろう。今回もコースは問題なさそうだ。

短評

 前走は56㎏と斤量に恵まれたこともあったが、明け3歳ながら2着に健闘。しかし3番手で砂をかぶらないよう大事に行って5馬身差と完敗で今回は先行勢にストレートノーチェイサーが加わるとなると前走以上消耗戦になるのは必至でこれ以上のパフォーマンスは見込めなさそう…。

イースターンワールド E

血統

 父:Dubawi 母:Easetern Joy(母父:Dubai Desination)
 半兄にサンダースノーがいる牝系で兄はドバイWC連覇を達成している。ただ兄と違いDubawi産駒で欧州牝系につけてしまっているから兄はダートだが、こちらは芝ではとも思える血統構成になってしまっている。理想は欧州瞬発力の活きる持久戦だが、このコースではそうはならない。

短評

 2022年の5着馬だが、それ以降は低調で前哨戦もタズの3着で5馬身差以上つけられた。そもそもペースについていけていないし前が垂れての3着だからそこまでの価値はない。今回も良くて掲示板という印象。

カラーアップ E

血統

 父:Mehmas 母:Tifariti(母父:Elusive Quality)
 この馬もイースタンワールドと同じで血統が芝すぎる。適性はやはり同様に瞬発力の生きる持久戦でここではないだろう。

短評

 2022年の5着馬だが、それ以降は低調で前哨戦もタズの3着で5馬身差以上つけられた。そもそもペースについていけていないし前が垂れての3着だからそこまでの価値はない。昨年も最下位と惨敗しているレースなので…。

クロジシジョー E

血統

 父:フリオーソ 母:サイレンスラヴ(母父:スペシャルウィーク)
 父フリオーソはブライアンズタイム産駒で現代ではパワーよりになる種牡馬。そこにスペシャル、フレンチ、イブンベイはやや重たすぎてダートのペースにはついていけず後ろからあがりがかかったところを捉えるのに徹するしかなくなる。正直中山ダートあたりが良さそうだが…。

短評

 リメイクと似たようなタイプだが、こちらの方がさらにパワー寄りでスピード感もG1で通用するような器ではなさそうだし厳しい。

ジャスパークローネ D

血統

 父:Frosted 母:Fancy Kitten(母父:Kitten’s Joy)
 父がFrostedにKitten's Joy、Gohstzapper、A.P.Indyとかなりアメリカンな血統構成。そうなると上位互換のアメリカ馬に負けてしまうというのが…。

短評

前走リヤドダートスプリントはストレートノーチェイサーと先行して最後は足が止まってしまった。日本でならダートでも十分通用しそうだがアメリカのハイペースの消耗戦は合わない。

ストレートノーチェイサー A

血統

 父:Speighster 母:Margarita Friday(母父:Johannesburg)
 父SpeighsterはG1未勝利ながらもドワイヤーSでG1馬Texas Redを下したSpeightstown産駒。ドバイGSではSpeightstown産駒のスイッツァランドが勝利しているし近親にBig Dreamsがいる牝系でスケール感も悪くはない。何より父Speighsterの牝系がプリキロを内包しているようにタメもきくしメイダンでも十分に通用する。

短評

 前走のリヤドダートスプリントではジャスパークローネと先団を形成しそのまま競り落として楽に完勝。2走前のBCスプリントでは3番手から番手につけたベントルナートを競り落としたしここ2戦はスピード持続力の高さに勝負根性を見せていて今回も中心的な存在になる。

スーパーチャウ  C

血統

 父:Lord Nelson 母:Bonita Mie(母父:Elusive Quality)
 アメリカンステージの半兄。重賞3勝はいずれも重不良馬場で良馬場の消耗戦には不向き。父Lord Nelsonは南米牝系であまりドバイ向きではないが、去年より軽い馬場で楽に行ければ。

短評

 メンバー構成的にアメリカでのペース感に慣れているのは良さそう。

タズ  A

血統

 父:Oxbow 母:Suede Shoe(母父:Pulpit)
 父OxbowはプリークネスS勝馬でヴァイスリージェント系の種牡馬。父は米国要素が強いが、母方はヌレイエフにChief's Crownと欧州感が強くパワー寄り。昨年のような馬場ならサイドの好走も可能。

短評

 前年のドバイGS覇者で8歳ながらも前哨戦で楽勝しているように衰えは感じられない。今回はアメリカスプリント界の新星ストレートノーチェイサーとのマッチレースになるか。

ダークサフロン E

血統

 父:Flameaway 母:Meadow Saffron(母父:Military)
 父Flameawayは重賞2勝のスキャットダディ産駒。牝系自体は悪くなくNever Retreatがいる。ただ一線級と比べると見劣りはする。母父Militaryはオークツリー招待の勝ち馬で芝馬。血統構成は悪くなさそうだが芝ダートどっちつかずな感じも抜けない…。

短評

 メイダンっぽさはあるものの、これも明け3歳馬で実力的には周りに劣るというのが…。

ドリューズゴールド D

血統

 父:Violence 母:Frolic's Revenge(母父:Vidication)
 父はViolenceでサドラー系。母方は米国色が強く母母父のSummer SquallはA.P.Indyの半兄でストームバード系。Blushing Groomのクロスもあるし時計のかかる馬場なら…。

短評

 一応実績的にはG1で2着もある馬だが安定感がなく紐向け。

ナカトミ B

血統

 父:Firing Line 母:Appleicious(母父:Flatter)
 父はStorm Cat系でその母方がRoberto。母父もSeattle Slew系だし基本的には米国要素が強くここは良さそう。

短評

 ストレートノーチェイサーよりはパワーよりの血統構成でメイダンは昨年3着もあるように合うが、同型にタズがいるのがどうか。ストレートノーチェイサーとタズが潰しあえば…という力感でしか推せない。

リメイク C

血統

 父:ラニ 母:サリエル(母父:キングカメハメハ)
 これもSeattle Slewの直系でキンカメ、ナシュワンでパワーより。昨年のようにパワーのかかる馬場ならよりいいが、ナカトミやタズにくらべると…。

短評

 今回はストレートノーチェイサーの参戦もありペースは流れそうで着狙いの騎乗なら。

ロイヤルコマンド E

血統

 父:No Nay Never 母:Online Alexander(母父:Acclamation)
 父はアメリカっぽいが、母方は完全に欧州系で芝向きの血統。ダートがとても合うわけでなもなく中途半端さは強い。

短評

 何度か欧州の芝G1で検討はしているという程度でそれがアメリカ競馬につながるはずもなく、ここでは買いたくない。