愛知杯
過去中京1400mで行われた重賞はファルコンSのみで、古馬OPも存在せず条件戦のみ。
過去の傾向が読み取れないレースなので、各馬の適性感と代替となった京都牝馬Sの好走傾向を参照していきたい。
前走G1組(2-1-0-4)
該当馬:スウィープフィート
前走が2000m以上のG1だと、ウォーターナビレラ、ビーチサンバ、クイーンズリング、ヴゼットジョリーの4頭が該当しクイーンズリング1着を除き全て馬券外。違いはエリ女か秋華賞かというところもあるが、クイーンズリング以外は秋華賞で馬券外に敗れていた。またこれは参考程度に前走がマイルCS、スプリンターズSだと1-1-0-1で好走したナムラクレアとロータスランドはいずれも5歳馬だった。
今回該当のスウィープフィートは過去に例のないオークス6着からの参戦だが、世代G1での最高着順は4着だし勝ち切るのは難しそう。久々のレースだし割り引いて紐か。
前走G2組(2-0-1-11)
該当馬:クランフォード
前走スワンS経由だとデアレガーロが好走していてもう一頭のアルビアーノは掲示板外に敗れている。デアレガーロは前年も同タッグでの好走があり、アルビアーノはスワンSを制した柴山からルメールへの乗り替わりもありタッグでの同コース好走歴は最低必要そうだ。
今回該当のクランフォードは西村騎手騎乗時の馬券外が前走のスワンSのみで3勝クラスは中京1400mを同タッグで制しているから悪くなさそう。
前走G3組(3-2-2-45)
該当馬:カピリナ、グランテスト、コラソンビート、シングザットソング、セントメモリーズ、テイエムスパーダ、ドナベティ
好走馬はいずれもターコイズSか京都金杯からの参戦で距離短縮組の中10週以内という条件。唯一京阪杯から4着のシゲルピンクルビーには同コースFレビュー勝ちがあった。
今回ターコイズSからの参戦はシングザットソングのみでFレビュー勝ち馬。近走も0.5秒差以内に牡馬牝馬関わらず走っているから見限るには早そうだ。ただ時期がずれて中13週になってしまってるのは気になるところ。また、東京新聞杯からの参戦のコラソンビートも好走条件に合致する。もともとFレビュー2着がありG1でも好走していた馬で前走復調気味に見えたから久々の1400mは良さそう。
次に、あとは京阪杯組が不在でオーシャンS、シルクロードSと過去にないが、いずれも年明けに走っていて中5~6週と無理のないローテーション。ただ、距離延長組が0-2-1-48と苦戦しやすい条件なのはどうだろう。中京1400mどころか1400mで好走歴がまともにあるのがセントメモリーズのみというのも如何なものか。
前走OP・L組(2-2-2-47)
該当馬:イフェイオン、エトヴプレ、ナナオ、モリノドリーム、リバーラ、ワイドラトゥール
好走はG3組と大差のない条件。好走馬はすべて前走0.9秒差以内で去年高配当を演出したコムストックロードもこれに該当する。好走馬の中心は1600m組で1400m以下はプールヴィル2着とコムストックロード3着のみで頭がないし0-1-1-32と好走率もだいぶ落ちる。今回は該当馬すべてが0.9秒差以内…。
また、前走連対馬は2-1-0-3と好走率が高いが、今回は不在。好走馬のほとんどが同コースでの好走歴があったが、今回はエトヴプレが中京2歳S4着くらいなもので実績的にも押せる馬が他にいないが…。
前走3勝クラス組(0-4-4-14)
該当馬:オードリーバローズ、ベガリス、マサノカナリア、ヤマニンアンフィル
前走1着馬が多いが8着馬も4着に食い込むなど着順に関係なく好走は多い条件。前走から斤量差が少ない馬の好走が顕著で昇級戦ともなり同斤量か斤量減の馬がいい。そこでマサノカナリアは確実に消える。
他の該当馬は皆中京で好走歴があるが、オードリーバローズは未勝利のみとやや心もとない。また、前走差し競馬をしている方が成績は良くベガリスよりもヤマニンアンフィルの方が気になるところか。
前走2勝クラス組(0-0-0-1)
該当馬:エポックビーナス、リジル
この2頭のほかにマサノカナリア、ヤマニンアンフィルは抽選組。正直手を出したくなる条件ではないが、エポックビーナスは面白そうか。