今年のフランスは晴れ間が続いており、良馬場での開催が見込めそう。
近年だと2014‐2016、2018が良馬場での開催。
いずれも愛・英・仏馬の活躍が目立ち独馬にはやや厳しい状況。
最終直線での位置取りをみると、
18エネイブがが3番手、16ファウンドが5番手、15ゴールデンホーンは2番手、14トレヴは6番手だった。
穴馬も18クロスオブスターが10番手、16オーダーオブセントジョージは4番手、15フリントシャーが3番手、14フリントシャーが7番手。
凱旋門賞でよくある後方からの追い込みで勝ち切るイメージは少ない。
断然の1番人気想定は、エースインパクト。
仏ダービーを鮮烈な差しで制した。
2着のビッグロックも古馬相手にG1戦線で活躍しており、本馬にかかる期待は大きい。
強いて言えば、同厩舎の仏ダービー馬のヴァデニは愛チャンを経由していたが…。
出遅れ癖が出てきたので後ろからになるのもマイナス。
エースインパクトの対抗馬と言えるのが、ファンタスティックムーンだろう。
今年の独ダービー馬で、古馬初戦のダルマイヤー大賞でネイションズプライドの2着。
前哨戦のニエル賞をフィードザフレイム相手に制した。
前でも後でも折り合える操縦性の高さが武器。
父Sea The Moonは凱旋門賞を前に頓挫して無念の引退。子供が悲願を叶えるか?
3番手は古馬の代表格となってしまったフクム。
本当はパイルドライヴァーやネーションズプライドが担うべきなのだが…。
上記の2頭が出走してこないならフクムである。
あのバーイードの全兄で目下3連勝。
ドバイのようなスピードレースだとウエストオーバーの方が上かもしれないが…。
4番手がオークシャーオークス2着からの参戦のフリーウインド。
重賞4連勝など勢いがあったが、近走は不利が続いたため不振だった。
前走は初G1で結果を残した。何よりデットーリの継続騎乗。期待は大きいがこの馬も後ろからだ。