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D.レーンは神

海外競馬_2024インターナショナルステークスの展望

日本からはドゥレッツァが出走予定のインターナショナルステークス凱旋門賞へのステップレース。今年はキングジョージで大本命のオーギュストロダンが敗れたことで注目度が高そうだが…。開催地はヨーク競馬場。所謂平坦コースで最終直線が900mもある。スピードの持続力が問われるため、アメリカやドバイ好走馬(掲示板)はよく走る。

過去の傾向

2023年インターナショナルステークス

1着 モスターダフ 牡5 Galileo系×Dubawi

前走プリンスオブウェールズS1着。サウジ・ドバイ好走歴有。

2着 ナシュワ 牝4 Galileo系×PolarFalcon

前走ナッソーS3着。米好走歴有。

3着 パディントン 牡3 Polar Falcon系×Sadler's Wells

前走サセックスS1着。

2022年インターナショナルステークス

1着 バーイード 牡4 GreenDesert系×Kingmambo

前走サセックスS1着。

2着 ミシュリフ 牡5 Dubawi系×GoneWest

前走キングジョージ3着。前年勝ち馬。

3着 サーバスカー 牡6 Gulch系×Danzig

前走ヨークステークス1着。ドバイ好走歴有。

2021年インターナショナルステークス

1着 ミシュリフ  牡4 Dubawi系×GoneWest

前走キングジョージ2着。サウジ・ドーヴィル好走歴有。

2着 アレンカー 牡3  Sadler's Wells系×BoldRuler

前走パリ大賞3着。

3着 ラヴ 牝5  Sadler's Wells系×PolarFalcon

前走キングジョージ3着。ヨーク好走歴有。

2020年インターナショナルステークス

1着 ガイヤース 牡5 Dubawi系×Galileo

前走エクリプスS1着。ドバイ好走歴有。

2着 マジカル 牝5  Galileo系×PolarFalcon

前走タタソールズ金杯1着。米好走歴有。

3着 ロードノース セン4  Dubawi系×StormCat

前走プリンスオブウェールズS1着。

今回の出走馬

シティオブトロイ 牡3

 騎手:R.ムーア 厩舎:A.オブライエン

 血統:ScatDaddy系×Vice Regent

 脚質:◁◀︎◁◁

 2歳時にデューハーストSを無敗で制覇すると年明けの英2000ギニー9着。その後巻き返して英ダービーエクリプスSを連勝。ただ前走は斤量が4.5㎏も恵まれながらもアルリファーに1馬身差まで詰められたように古馬相手では不安も残る。血統的にもダートが最良で渋った馬場では3戦3勝を挙げているように時計がかかる展開が理想だ。ダービーは距離もあり控えたが、2000mの今回はスピードがあるのでおそらく先行策で来るだろう。

カランダガン セ3 

 騎手:S.パスキエ 厩舎:F.グラファール

 血統:Galileo系×Danzig

 脚質:◁◁◁◀︎(捲り)

 パリロンシャンの重賞2連勝後、イギリスのアスコットで行われたキングエドワード7世Sを勝利して目下重賞3連勝中のフランス3歳馬。ただ前走のメンツはそこまでそろっておらず、ここを勝って臨んだ馬にはアレンカーが居たが前走パリ大賞で3着とG1でも結果を残していた。本馬はセン馬でクラシックに出走できなかったので関係ないかもしれないが…。今回も後方待機策からの追い上げが決まるかどうか。

 また、キングジョージを人気薄のゴリアットで制した厩舎だが、ここでもセン馬の秘密兵器が炸裂するか。

アンビエンテフレンドリー 牡3

 騎手:R.ハヴリン 厩舎:J.ファンショー

 血統:Galileo系×Danzig

 脚質:◁◁◀︎◀︎

4戦2勝で臨んだ英ダービーはダービートライアルでの快勝もあり2番人気の2着。前走愛ダービーではロスアンゼルスに差し届かず。ここ2走は差し損ね芸人と化している。古馬とは初対戦で直線の長いヨークで末脚を発揮し切れるか。

ルフレイラ 牡5 

 騎手:J.クローリー 厩舎:O.バロウズ

 血統:RoyalApplause系×GreenDesert

 脚質:◁◁◀︎◀︎

 前走はヨークSを1着。ヨークの重賞を3戦3勝とモノにしているヨーク巧者。高低差が激しいレパーズダウンやアスコットのG1では掲示板とイマイチだが、得意舞台で3度目の正直を掴めるか。

ゴーストライター 牡3

 騎手:R.キングスコート 厩舎:C.コックス

 血統:GreenDesert系×Danzig

 脚質:◁◀︎◁◁

 2歳時にロイヤルロッジSを制覇して4人気で英2000ギニーに出走も4着。その後も仏ダービー4着、エクリプスS3着と善戦を繰り返す。前走のエクリプスSは小頭数でスムーズに先行できたのが良かったように見えるので、有利な流れで先行できれば一発も。

ブルーストッキング 牝4

 騎手:R.ライアン 厩舎:R.バケット

 血統:Sadler's Wells系×Danzig

 脚質:◁◁◀︎◁

 去年の愛オークス2着馬。昨年のヨークシャーオークスはウォームハートの前に4着に沈むが、その後はOPを挟み英チャンピオンズFMSで2着、ミドルトンフィリーズ2着と善戦。今年6月のプリティーポリーSはエミリーアップジョンが残り1F3馬身差と確勝のリードを保っていたが、ゴール前50mで捉えると1/2馬身差をつけて勝利。

 2020年のマジカルも同レースを制覇後牡馬混合戦結果を残していたことからも、今年のキングジョージ2着はレベルスロマンスやオーギュストロダンルクセンブルク、ドバイオナーなどハイレベルな一戦だったことから期待は大きい。

ザラケム 牡4

 騎手:M.ギュイヨン 厩舎:J.レニエ

 血統:Dubawi系×Danzig

 脚質:◁◀︎◀︎◁

 前走のプリンスオブウェールズSでは後方3番手から内を捌いて2着に奮闘。前前走のガネー賞では先行したが上手く粘りこむことができずに8着と惨敗だった。今回も待機策で行くか先行するかはギュイヨン次第だが、先行馬が少ないから前受けの競馬の方が面白そうだ。

イスラー 牡5

 騎手:W.ビュイック 厩舎:J&T.ゴスデン

 血統:Danzig系×GreenDesert

 脚質:◁◀︎◁◁

 前々走のハクスリーSは4角手ごたえ良く抜け出したが、パッセンジャーに差し切られての2着。唯一の重賞勝利はプリンスオブウェールズSでアダイヤー相手の勝利。アミールTでは日本馬相手に惨敗ながらもそれ以外は1人気で全馬券内と期待に応えている。ゴスデン厩舎はインターナショナルSと相性がいいし、ノースブリッジが札幌記念押し切ったんだから今度はイスラーの番なのかもしれない。

ドゥレッツァ 牡4

 騎手:C.ルメール 厩舎:宮田

 血統:Kingmambo系×Halo系

 脚質:◀︎◀︎◀︎

 特に言うことはないが初海外に宮田だしなあ…

マルジューム 牡4

 騎手:T.マーカンド 厩舎:W.ハガス

 血統:ScatDaddy系×Galileo

 脚質:◁◁◀︎◁

 今年はLで始動しクイーンアンS3着、サセックスS2着と健闘。脚質も差しで折り合えるので距離の融通は効きそう。2000mの経験がないのが不安要素だが、アスコットのマイルをこなせるのだから問題はないだろう。

ドックランズ 牡4

 騎手:H.ターナー 厩舎:H.ユースタス

 血統:Sadler's Wells系×Darshaan

 脚質:◁◁◀︎◁

前走のクイーンアンSは中団から足を延ばして2着。

ロイヤルライム 牡4

 騎手:C.リー  厩舎:K.バーク 

 血統:StormCat系×Kingmambo

 脚質:◁◀︎◁◁

  先行力はあるがG1ではあまり…

ハンスアンデルセン 牡4

 騎手:W.ローダン 厩舎:A.オブライエン

 血統:Galileo系×GreenDesert

 脚質:◀︎◁◁◁

 オブライエン厩舎のペースメーカー枠。タタソールズ金杯から5戦今年7戦目となかなかなローテーション。馬もフレッシュさを失っており一発狙うのも厳しそう。