ジャパンCの回顧
ジャパンCらしく外国人騎手が揃い踏みそんな中でも積極的な競馬を敢行した坂井瑠星騎手は素晴らしかった。一夏を越えて成長し愛チャンピオンCからスタートでの出遅れがなくなったシンエンペラーは坂井Jらしくスローペースの逃げに持ち込んだ。前有利の流れを作り出すことで後ろのドウデュースやオーギュストロダン以下有力勢の差し馬たちに厳しい流れを作っていこうとした。
その流れに気がつき位置取りを上げたビュイック騎手も上手かった。ドゥレッツァが出遅れてしまったことで位置が中途半端になってしまっていたが、スローの流れで先行力を活かせる逃げポジに収まることが出来た。直線でも外から伸びてくるドウデュースが見えているかのようにドゥレッツァを併せていった判断はシンエンペラーの脚を鈍らせたし、ドウデュースが楽に抜け出すのを防ぐという意味でも完璧だった。ただドウデュースの根性の方が一つ上だった。
スローペースでの立ち回りという意味では武豊騎手も相変わらず上手い。ドウデュースが捲りの競馬を覚えているというのもあるが、最後の直線脚がなくなることを恐れずに出していくのはドウデュースへの信頼ゆえだろう。次の有馬記念は去年制した舞台だし余程展開が向かなかったり不利を受けなければ大丈夫そうだ。
他に人気だったチェルヴィニアやジャスティンパレスは流れが向かなかったので見直し可能でしょう。ただチェルヴィニアは牡馬相手はやはり厳しそうで…。
馬券的にはかなり美味しい思いができたしシンエンペラー、ドゥレッツァに張って正解のレースだったので…!オーギュストロダンの凡走だけ悲しかったですが…。最初で最後の馬券を買えてよかった!