ラップ、相手関係を中心に評価。
【阪神JFはS評価リバティアイランド1着、A評価シンリョクカ2着、B評価ドゥアイズ3着】
【朝日杯FSはA評価が3位内独占】
【牡馬】
~朝日杯FS編~
おそらく前半のペースは56-57秒台。
これだけ逃げ馬が多いとペースは必然的に上がる。
こういう場合、グレナのような1400王者の短距離馬を探すのがいいだろう。
ここか別の重賞で馬券内ありそうな注目馬だけ書きます。
C〈ウメムスビ〉ファインニードルXヴィオレッタ
6/12の新馬戦は中京1200m。プロトポロス相手に1:10.0で2着。上り34.7は2位。
7/2の未勝利戦は小倉1200m。フェルヴェンテ相手に1:08.4で0.2差勝利。
8/13のフェニックス賞は逃げて1:08.3で0.6差の4着。
9/4の小倉2歳Sでは1:08.8で0.7差7着。
9/24カンナSでは1:09.4で番手押切。上り35.5は上り3位。
重馬場の中山で勝ったようにスピードよりパワーのある馬なので、冬の馬場で狙いたいタイプ。荒れ馬場などでまた穴を空けることもあるはず。また、番手競馬が最良。
C〈エンファサイズ〉リアルスティールXファビュラスセンス
11/12の新馬戦は阪神1600m。1:34.5で0.3差勝利。上がり34.2は1位。
ただ、11.5-11.4-12.1のレースラップを0.8差で差し切ったのは高評価。
ただ、スタートの遅さが気になる。
B〈オールパルフェ〉リアルスティールXクイーングラス
6/4の新馬戦は東京1600m。ノッキングポイント相手に1:35.8で逃げ粘り2着。
10/2の未勝利戦は中山1600m。1:35.6のタイムで逃げ切りⅤ。34.8の上りは2位。
11/12のG2デイリー杯2歳Sを1:33.2で勝利。
2013年と同じで過去10年でもトップレベルの時計。
この馬も時計面は問題なさそうだが、逃げて上りを使うタイプではないので逃げ残りを狙うのはさすがに厳しそう。鞍上は大野だし3着まで。
この時期の連続輸送も気がかりなところ。
C〈オオバンブルマイ〉ディスクトリーキャットXピンクガーベラ
9/24の新馬戦は中京1400m。1.22.1で0.2差勝利。
11/15のG2京王杯2歳Sでは大金星を挙げた。
1.20.9は好タイムで2018タイセイビジョンに0.1差。
3歳春以降は1400を中心に活躍していくだろう。
ただ、馬体は420㎏台とタフな馬場には向かず、連続開催の阪神では伸びきれない可能性も捨てきれない。(450㎏以下の馬は来ていない)
C〈キョウエイブリッサ〉グレーターロンドンXキョウエイポズナン
10/23の新馬戦は東京ダ1400m。1:26.1で0.1差勝利。
11/19の1勝クラスは東京1400m。1:21.2で0.4差3着。上り33.8は3位。
後述するが、1勝クラスで34.3-34.7というタフなペース。
前傾ラップだが、上り33.6で楽々1着のバグラダス。
この馬含め上位三頭は短距離路線を賑わしていくだろう。
C〈グラニット〉ダノンバラードXインティワタナ
10/8のG3サウジRCでは大逃げがハマり2着。
福島1800で勝利経験があるが、適性はやはり短い距離のようにも感じる。
さすがにG1では力差があるか。今回の逃げはきつい。
B〈コーパスクリスティ 〉エピファネイアⅩレッドソンブレロ
9/4の新馬戦は新潟1400m。1:23.7で0.2差勝利。
11/20の秋明菊賞は1:22.3の上り最速34.0で勝利。着差も0.3差。
少数頭のスローペースで勝利。1頭だけ強さが違った。
出遅れもそれで挽回した形なので、本番だと評価が落ちる。
エピファネイア産駒なので距離延長の根幹距離はプラス。
内枠でハイペースの前崩れならダノンに負けない脚色で突っ込んでくるかも。
鞍上のイーガンも一発ありそうで不気味。
C〈スズカダブル〉バゴXダブルファンタジー
6/4の新馬戦は中京1600m。ダイヤモンドハンズの前に屈し2着で1:35.6。上り34.6は3位。
6/25の未勝利戦は東京1600m。1:34.8で0.5差勝利。上り35.5は2位。
10/15の紫菊賞は逃げて1:47.6の0.3差で3着。
10/29の荻Sはまたも逃げて1:46.8の0.6差5着。
逃げなきゃいいのに…と思う馬だが、過去2走はこの戦法。今回も前目に行きたいだろう。
A〈ダノンタッチダウン〉ロードカナロアⅩエピックラヴ
10/1の新馬戦は中京1600m。1:36.4で0.2差勝利。上り33.6は最速。
11/2のG2デイリー杯2歳Sは1:33.3で2着。上りは33.1と異次元。
ほとんどの馬が先行粘りを見せる中で8番手から詰めた末脚は大したもの。
掲示板内の他馬は4角3番手以内。この馬は8番手。素質は最上位。
もともとスタートは悪くなく、朝日杯FSに舞台が変われば、この馬優勢となり着順も入れ替わるはず。内枠より外目の緑か橙帽が欲しい。
538㎏の雄大な馬体もタフな馬場にはいいだろう。
先行馬も多いのでかなり後ろからになりそうなのが気がかりだが。
C〈ティニア〉FrankelXフォローアドリーム
9/10の新馬戦は中京1400m。1:22.2で1着。上りは34.0で最速。
11/19の1勝クラスは1.20.9で0.1差の2着。上りは33.5で最速。
勝ったバグラダスより上りが良く、距離が伸びて逆転しそうと思われそうだが、そうはいかないだろう。1400m向き。
A〈ドルチェモア〉ルーラーシップXアユサン
8/20の新馬戦は札幌1500m。1:32.2で1着。上りは35.5で2位。
10/8のG3サウジRCは1:33.4で勝利。上りは33.4で最速。
朝日杯の本命、最右翼。
サウジRCではグラニットの大逃げを絶望的な距離から、1馬身1/4差し切った強い競馬で勝利。今年の2歳重賞の中では一番見応えがあった。
今年のマイル戦線の中心に立った。新馬2着馬も次走を快勝しておりレベルの高いレースだったことは間違いない。母アユサンのように阪神マイルでの栄冠を掴み切れるかが注目だ。調教相手がソダシのエリートがここでも。
A〈バグラダス〉マジェスティックウォリアーXメジェルダ
7/2の新馬戦は福島ダ1150m。1.10.0で0.0差勝利。
8/28のG3新潟3歳Sは10人気を覆し1:36.2で逃げ粘り4着。
ここでマイルを経験したのは大きい。外差し馬場で粘ったのも良かった。
11/19の東京1勝クラス。1:20.8で4番手から押切Ⅴ。上りは33.6で2位。
必死に追って2着のティニアとは0.1差だったが、着差以上の強さを感じた。
追えばレコードを軽く出していただろう…。
輸送は心配だが、素質は上位。マジェスティックウォリアーの最高傑作になるか?
美浦の秘密兵器であることは間違いない。
C〈フロムダスク〉
京王杯2歳Sは同馬主のジャングロを思わせる逃げを打ち、戸崎Jの巧みな騎乗で11人気ながら2着と穴を空けた。
ペースも速くどちらかというとスプリント寄りの素質を感じた。
3歳春までは上手く逃げればマイルでもやれそうだが、G1となると適性の差で敗れそう。順調にいけば、ジャングロと共に来年のスプリンターズSか。
A〈レイべリング〉FrankelXNoyelles
11/26の新馬戦は東京1600m。1:35.4で0.6差の快勝。上りは33.1で最速。
11.6-11.1-11.3というラップを33.1の加速ラップで外から差し切ったのはかなり強い。
2戦目でG1挑戦もうなずける。鹿戸厩舎なので輸送がどうか?
~番外編~
B〈オープンファイア〉ディープインパクトXゴーマギーゴー
アイビーSはチャンスザローゼスに楽逃げさせてしまって末脚は極上の3着。
東京1800なら届くと思ったが、展開頼りな所が露呈した。コース経験を積めたとプラスに捉えたい。
現状は距離が必要な感じもするが、稍重の馬場では届くだろうし出遅れ癖が治るまでは距離と馬場と相談して買いたい。
東京2400でこそ良さを発揮する血統だし、青葉賞で買いたい。
B+〈コスモサガルマータ〉ヴィクトワールピサXエーソングフォー
紫菊賞勝馬。
1人気ダノントルネードが追い出し遅れる不利もあったが、大外を差し切っての競馬は能力の高さを感じさせる。
出遅れ癖もあり難しい馬だがクラシックを狙うには十分な素質馬。
京都2歳ではグランヴィノスと一騎打ちの様相だが、
〈グランヴィノス〉キタサンブラックⅩハルーワスウィート
新馬戦は人気に応え33.8の上りで完勝。
2、3着馬が次走勝ち上がるなどレースレベルは高かった。
OP勝ちのファントムシーフが回避したので、絶対的な存在のいない京都2歳Sで勝ち切れるか?
1人気の2000m出走馬の成績は微妙なところ。トゥデイイズザデイなど苦戦馬が多い。
A〈タスティエーラ〉サトノクラウンXパルティトゥーラ
未出走馬だが、サトノクラウンの素質馬。
11月27日に新馬戦を予定。鞍上はムーアJ。
〈ダノンザタイガー 〉ハーツクライⅩシーズアタイガー
新馬戦は差し切れず、8月の新潟未勝利戦上がり33.9で勝ち上がり。
2戦とも33秒台の最速の末脚を繰り出したのは素直に評価。
ただ同じダノンのトルネードの方が強烈すぎて…。
ホープフルを勝ち切るイメージはない。ダービー向き。
B+〈ダノントルネード〉ハーツクライⅩシーウィルレイン
今年の新潟は衝撃の新馬戦が多すぎる。
アイビスSDDの日、上がり32.4でクビ差勝ちしたハーツ産駒。
新馬戦のメンツも揃っていて上位6頭は順調に勝ち上がり。
シャザーンはまだ走ってないが時間の問題だろう。
紫菊賞でコスモサガルマータの2着に敗戦。1人気でマークも厳しかったのだろう。
大敗したわけではないので、次走も注視していきたい。
C〈チャンスザローゼス〉エピファネイアⅩヴィンテージローズ
出世レースのアイビーSを快勝。
ただ、ダノンゴーイチの回避などメンバーに恵まれたのは忘れてはならない。
また、勝利インタビューにあるように操縦性の難しさもあり、馬群に包まれた新馬戦では能力差で詰め寄ったものの、気性の難しさを感じさせた。
折角前2走を溜める競馬をしてきたのに逃げてしまったのはマイナス。
C〈ノッキングポイント〉モーリスXチェッキーノ
サウジRC1人気もドルチェモアに敗戦4着。
緩い仕上がりだったので、マイナス体重で実力を出し切れるレースで買いか。
B〈プレミドナル〉エピファネイアⅩクルミナル
最近は坂路調教をはじめ順調。
早ければ11月デビューか。無理して間に合わせないだろうから、2歳戦は期待できないが、来年のクラシックでは期待大の一頭。血統的には菊花賞が本線か。