サウジアラビアRC
アルテヴェローチェ 評価:D
父:モーリス 母:クルミネイト(母父:ディープインパクト)
父のモーリスはモガミの影響で気性難に恵まれる血統。活躍馬も中距離が多く重賞20勝中16勝が1800~2200m。母系もクルソラまでアルゼンチン血統で、父がバブルガムフェローをサンデーからBlushing Groomに置き換えたという血統。牝系が重いところにディープインパクトでクルミネイトは長距離中心を走って未勝利。そこにモーリスで1500mデビュー。気性は悪い良く言えば前向きということだろう。本来の適性からは短めの距離を使っているからスピードは洋芝や道悪に恵まれなければ難しい。今回は運よく道悪のサウジRCになりそうだから周りが開幕週の馬場で飛ばさなければついていけるし好勝負できそう。あんま買いたいとは思わない…。
アルレッキーノ 評価:A
父:ブリックスアンドモルタル 母:チェッキーノ(母父:キングカメハメハ)
モーリス、ハービンジャーを走らせる名牝チェッキーノの子。ブリモルもどうせ走るだろで指名しました。はい。チェッキーノは父キンカメ母父サンデーと日本競馬スタートキットを血統に持つ馬。母方はハッピートレイルズの牝系でシンコウラブリイが有名だが、この馬の祖母ハッピーパスも快速牝馬。この馬はStorm Birdの4×4を持っていてかなり早熟な可能性があるので、2歳でかたなきゃどうすんの?という感も。道悪はブリモリがGiant's Causewayなのでむしろ得意な方だろう。
シンフォーエバー 評価:E
父:Complexity 母:Praising(母父:Pulpit)
血統の字面だけなら完全にダート馬です。カトレアSと間違って出走してない?米国血統全乗せみたいな血統表なのでワンペースのラップを刻むのは得意だが、東京マイルは瞬発力が欲しいから持続力特化の馬にはさすがに厳しいのでは?
タイセイカレント 評価:C
父:モーリス 母:アイリッシュシー(母父:Galileo)
モーリス2頭目。この馬はまだ母方にDansiliやPivotalを持つのでアルテヴェローチェよりは確実に適距離。母父Galileoは1800m以上でしか重賞を勝っていないので重すぎると見るか。サドラー4×3はムーンランドロンシャンでも目指しているのだろうか。ただ確実に瞬発力は強化されてそうだし、東京も意外と合うかもしれない。
ニシノルアノーヴァ 評価:D
父:リオンディーズ 母:ニシノリコルディ(母父:ハーツクライ)
ただでさえリオンディーズで重いのにニシノブルームーンにハーツクライを重ねた血統。道悪も問題なさそうだしパワーもありそうだが、それゆえに中山や阪神コースで買いたいような血統。実際前走は中山で勝っているし平坦のスピードはないからここでどうだろうか。未勝利戦の時計は開幕週の中山なので参考になりません…。
フードマン 評価:D
父:Kingman 母:Midnight Crossing(母父:Dark Angel)
シンフォーエバーとは真逆で欧州的な要素を詰め込んだ馬。日本をこなせる素軽さがあるかどうかが問題だが、あまりそういうところはなさそう。鹿毛だからKingman由来のスピードが乗っていると信じたいが…。シュネルマイスターのようにドイツ血統なら東京でもとなるが、さすがに阪神や京都か道悪でないと分が悪いように感じる。
マイネルチケット 評価:E
父:ダノンバラード 母:エントリーチケット(母父:マツリダゴッホ)
ここまできて在来牝系で締め。タマモクロスとかネプテューニュス入ってて草。父系も母方もどちらかというと持続力で勝負したいタイプ。ここ2戦上り2位で差し込んではいるがどちらも35秒台と更に切れ味が必要な東京ではさすがに…。中山で買いたい。