共同通信杯
G1組
この組で圧倒的なのは前走1着馬で2‐3‐0‐1と馬券外はサクラチヨノオーのみ。ただ全て朝日杯組である。今回の該当馬は不在でサトノカルナバル、ショウナンマクベス、マスカレードボールは全て掲示板外だった。
6着以下の馬は0‐2‐0‐9と成績は振るわない。2着に好走したイモータルはサウジRC2着がありアイネスサウザーも府中3歳S1着とどちらも1600m以上の東京重賞実績があった。今回それに近いのはマスカレードボールでアイビーS1着がある。ホープフルからの参戦はアケルナルスター以来2回目だが、好相性の左回りでどこまで地力を出し切れるか?
東スポ組(G3時代も含む)
前走東スポの馬は3-1-3-5と複勝率58%もあり好走率は高い。連勝したのはレコード勝ちのイスラボニータのみ。前走の4角通過順が3番手以内の馬は2-1-0-1で唯一馬券外がゴッドスピードでスタートがあんまりな馬だったから、今回該当のレッドキングリーはスタートも安定しているしここでも上位争いが見込めるはずだ。
1勝クラス組
前走1600m組は2-3-5-19とまずまずの成績。しかし、前走から中10週以上空いてしまうと0-0-0-3で、その点カラマティアノスも同様でしかも中々ズブい馬だから仕上がり次第で3着あればというところ。
また、前走1800m組は1-1-1-22と来たら事故のような成績。若竹賞からの好走は08年のショウナンアルバが最後だし前走4角2番手以内の馬しか来ていない。該当のリトルジャイアンツは前走後方から進めて差し切って東京向きと思われそうだが、実際の傾向と異なるのがどう出るか。
最後に前走2000m組は4-0-2-29とあんまりな成績。しかも来ているのは前走の勝ち馬がほとんどで前走2着以下から巻き返したのはスピルバーグとダーリントンホールで重賞3着や東京新馬勝ちのように力を見せていた馬だった。今回該当のワンモアスマイルはナグルファル相手とは言え負けすぎだし、OP実績はあるものの完敗の内容だったし今回はそこまでという印象。
新馬戦組
最後に新馬戦組は3-3-2-31とこれまたそこまでな成績。去年はジャスティンミラノが制したが、ダービー馬タスティエーラが4着でシャフリヤールが3着など地力があっても発揮しきれないケースが多い。ただ、前走2000m組は2-1-1-3と半数以上が馬券内に来ていて人気も2-5と買いやすい。また前走の上りが34秒台以下の馬に馬券外がない。今回該当のネブラディスクは前走34.4で圧勝していて半姉のリスグラシューにはアルテミスS勝ちがあるからこの時期からいきなりやれても。
クイーンC
G1組
前走G1組の成績は7-6-8-34と高水準。さらに前走3着以内が6-3-0-5と勝ち馬の大半を占める。前走4着以下だと崖があり1-3-8-29と紐が多い。ただ2勝馬とロカ、ベルクレスタのみが馬券内でロカは阪神JF1番人気でベルクレスタはアルテミスSでJF勝ち馬とタイム差なしの好走を見せていた。
今年該当するコートアリシアンとショウナンザナドゥは共に上位人気だったが、前哨戦戦った1着馬はG1で凡走といいところが見せられなかった。力関係がどうだろうか。まだ東京好走歴のあるミの一族の方が買いやすいか。
G3組
前走フェアリーS組の成績は9-11-7-50と好走は多い。前走1‐2着馬だと複勝率50%を超えるが3着は0-0-1-3、それ以下は3-5-3-32とそこまで変わらず。しかし前走1.0秒以上負けていると0-0-2-6と紐が精一杯。好走馬はどちらも東京で勝利経験があったので、ミラーダカリエンテとレイユールには厳しい傾向だ。また、エストゥペンダも推せる条件ではなく中山のエピが無条件買いといった状況も良かっただろうから東京替わりでどこまでやれるか。
OP/L組
前走クロッカス組は0-2-0-11ながらも03年以降は好走が無く…。一応今回が4人気以内だと0-2-0-1と好走が多いので能力上位ならといったところか…。今回該当のティラトーレがそこまで人気するかは分からないが、東京はいい。
また、前走ジュニアC組は0-0-1-3と少ないが、前走1着馬のみ好走している。今回出走のギフテッドは前走8着と厳しい状況だ。
1勝クラス
前走1400m組は0-0-1-22とかなり厳しい。去年のルージュスエルテの3着のみである。今回該当のエンブロイダリーは前走0.2差とそこまで目立たないが800m通過49.3のスロー戦と考えるとやむを得ないか。ルージュは歴代で唯一の前走上り33.4を計測していて、今回のエンブロイダリーも前走33.1を使っているから3着が最低限は目指せそうだ。母ロッテンマイヤーが3着だったのもいい。
前走赤松賞組は1-0-0-5と低調。唯一の勝ち馬はアカイトリノムスメで東京で2勝していた。今回該当のマピュースとロンドボスは1着のマピュースのみ狙えそうでアルテミスS5着もあるから紐で狙うには良さそうだ。
未勝利戦組
前走1800m組は1-0-0-7とクイーンズウォークの1勝のみ。今回該当するのはロートホルンで前走は1:45.9と前日の東スポ杯より0.7速い時計をマークした。走り方もサトノダイヤモンド産駒っぽくなく軽さがあるのはシンリョクカに似ていてここで一発あってもおかしくはない。
前走1400m組は0-0-0-8と全滅の状態。今回該当するのはスライビングロードで母ダイワエルシエーロであることを除けば怖くはないのか?
新馬戦組
前走1800m組は0-0-1-3とまあまあな結果。今回該当するのはマディソンガールで新馬戦は圧巻だったし頭まであっても。
前走1200m組は0-0-2-7と意外と来ている。今回該当するのはヴィヴァラリスただ好走はダート1200mのみで01年が最後。芝1200からの臨戦も24年ぶりのことでそこがどうだろうか。春菜賞除外の影響を受けた馬なのでさすがにというところ。