ゴーゴーむねちー

D.レーンは神

2024年秋華賞・府中牝馬S回顧_秋華賞はレコードに迫る高速決着…。

秋華賞

 本命は大敗。◯→無印→▲決着でした…。
 今年はレコード決着だったが、2023年以降の秋の京都開催は9月も天気が良く去年の平均気温27.7、今年は28.6と野芝がよく育ちクッション値が高くなっている。そのため、路盤が固く好タイムが出やすくなっており今年は同様に高クッション値だった紫苑S組が好走したのだろう。良馬場の紫苑組は来年も頭に入れておきたい。
 ボンドガールは牝系の奥に欧州色の強さがあり、同じダイワメジャーのシゲルピンクダイヤと同じタイプだった。見落としがあった点は反省。
 また、藤岡Jの暴走も想定外だったが、今思い返せば去年の天皇賞秋は暴走だったか…。これも見落とし。ジョッキーによって先方がかなり変わってくるのでG1は気を付ける必要がありますね。そして、秋華賞レコード1.56.9に迫る好時計が出た。この年も1000m57.4の暴走の結果だったが…。ここまで速い時計が出るのも京都らしいと言えばそうなのかもしれない。例年のこの気温が続くようなら野芝の路盤の影響でレコードタイムも更新することは時間の問題だろう。
 A評価のチェルヴィニアとステレンボッシュはしっかりと好走。B、C評価は凡走と結果が出し切れませんでした…。ラヴァンダ・クリスマスパレード・ミアネーロは正直意外なところでした。まず、ラヴァンダはシルバーステート産駒で高クッション値と好相性の血で母父がGreen Desert系なのは平坦向きでコマンダーインチーフベーカバドの底力がこの馬の京都適性に寄与していたのだろう。溜めが効く馬ではないため、良馬場の高速決着で先行してスタミナで粘りこむのが得意なタイプと見た。そして、クリスマスパレードは母父Blameがダートながら仏オークス馬を輩出している種牡馬で牝祖にSpecialが直で入っている牝系でそこにスタミナが存在していたようだ。ミアネーロは”ミ”の血統だし早熟と決めつけていたがまだここでも能力は上位だった。2勝しかしてないのはミっぽいが。

府中牝馬S

 こちらは本命、対抗でワンツー達成!マスクトディーヴァは3着っぽかったので消しました。パドックの雰囲気はとてもよかったですけどね。まだ本調子ではないと思うので、エリザベス女王杯はもっと調子あげてくるということには気を付けたいですね。特に語ることはないです。あ、ハーパーは馬体重見て下げました。  

2024年_菊花賞出走馬の血統評価

血統評価

アスクカムオンモア 評価:E

 ブリックスアンドモルタル × マキシマムドパリ(母父:キングカメハメハ
 セントライト記念6着馬で前走は東京のtvk賞を勝利。開幕週だが、道悪で馬場が渋っておりキレに優れたジオセントリックが伸びを欠いて結果勝利した競馬。
 母マキシマムドパリは京都1戦3着2回と瞬発力を活かした競馬が得意だったが、こちらはどちらかというと持続力を活かすタイプで、どちらかというとキンカメのマンファスっぽい力強さが出ている。道悪が馬場が渋れば面白そうだが、KashmirHighest Honorは仏のスピード血統で距離適性は1600‐2000あたりで、それにブリモリだから渋りすぎると良くないし稍重や冬馬場などで買いたい。

アドマイヤテラ 評価:C

 レイデオロ × アドマイヤミヤビ(母父:ハーツクライ
 前走茶臼山高原特別は中団からの差し切り勝利。
 母アドマイヤミヤビはウインドハーヘアの牝系であるが、Danehillクロフネの要素も強くアーバンシック・コスモキュランダほどは推せない。父のレイデオロはどうしても芝でのスピードが足りない節があり泣く泣く札幌2600を使っているタイプだろう。ウインドインハーヘア4×4は重たく晩成気味スタミナの絶対値は2頭より上の可能性もあるし、道悪でなら頭まで行きたいが本当に成長次第か。

アレグロブリランテ 評価:E

 ラジオ日経賞からの参戦。前走前々走はスタミナのいる展開で敗れてしまっていて近親にアドマイヤジュピタがいる血統とはいえど、スピードの絶対値が足りないためか息切れすることが多い。馬場は道悪が絶対条件でスローで流れてくれれば来るかもしれないが…。

アーバンシック 評価:A

 スワーヴリチャード × エッジースタイル(母父:ハービンジャー
 セントライト記念は中団からの差し切りで勝利。折り合いも良くルメール騎手とよく手が合っている。鞍上込みで好評価。
 母エッジースタイルはステレンボッシュの母ブルークランズの半姉でこちらの方がハービンジャーでスタミナ寄り。そこにスワーヴリチャードの素軽さが加わりとてもバランスの良い構成。2000‐2400が最良かもしれないが、良馬場の3000mも適性範囲内。

エストナウ 評価:E

 キズナ × ファヴォーラ(母父:Frankel)
 前走京都新聞杯は大敗の11着。まだ3戦と馬が若く長距離戦をこなすにはさすがに経験値不足か。
 母ファヴォーラはFrankel産駒でスタミナはNashwanくらいで、Foxhoundなど短距離要素が多いため距離は2000あたりまでがベストなタイプ。

エコロヴァルツ 評価:D

 ブラックタイド × プティプランセス(母父:キングカメハメハ
 前走はセントライト記念3着。皐月賞の2、4着馬との着差をひっくり返すことはできなかった。
 牝系の奥にFairwayにMaster Willieあったりスタミナ豊富そうだが、夏を越してからは筋骨隆々の馬体はいかにも米国産馬でスタミナ豊富だがA.P. Indyの血が強い感じもして良馬場の芝もいいが距離の適性は不安。

コスモキュランダ 評価:A

 アルアイン × Southern Speed(母父:Southern Image)
 前走セントライト記念はアーバンシックに差し切られての2着。皐月賞弥生賞のレースを見れば菊花賞向きで前走はアーバンシックの成長分差が縮んだというところだろう。
 母 Southern SpeedはコーフィールドCの勝ち馬でDixieland Band凱旋門2着のSir Ivorも持ちスタミナ豊富な血統。少なくとも良馬場の3000mならこなせてもいい。

シュバルツクーゲル 評価:C

 キズナ × Sorerania(母父:Monsun)  前走は札幌2000mで勝ち上がり。東スポ杯2着はあるもののそこからの成績は一息で晩成の様相。夏を越してどれだけ強くなっているかだが、流石にいきなりG1制覇は厳しそう。
 Sライン牝系で菊花賞を?!近親にSea The Moonがいる血統で今年の凱旋門1番人気ソジーもいる牝系。京都外回り適性はだいぶ高そうでスタミナが必要な馬場になってくるほど相対的にこの馬の評価が上がってくる。
 しかし、松山騎手の京都長距離は春天ブレークアップ4着が最高でよほど展開が向いてこなければ厳しいところもある。

ショウナンラプンタ 評価:D

 キズナ × フリアアステカ(母父:Zensational)
 前走の神戸新聞杯は外差しの3着。内がいい馬場状態だっただけに勝ち馬よりも評価はできる。
 母はアルゼンチン牝馬で使っていい血統。ただStorm CatのクロスにUnbridled's Songも持っていて京都は確かに合いそうだが、現状まだ問題ないとはいえ早熟性が高そうで4歳以降渋ってきてもおかしくはない。完成度もこのメンバーの中では高い方なので少なくとも神戸新聞杯の4着以下とは能力差がはっきりしている。スローペースで楽に脚をためていける展開なら3着も。

ダノンデサイル 評価:B

 エピファネイア × トップデサイル(母父:Congrats)  今年のダービー馬。前走は3番手からの抜け出しでの圧勝でジャスティンミラノ以上のスピードを見せつけた。世代最上位の一角であることは間違いなく、ここでも力は上位。
 母方は米国の快速血統でサンデーはシーザリオのみ。エピファネイアはもちろんスタミナがあるし、スピードの持続力はこの世代屈指。相手になるのはジャンタルマンタルくらいだろう。アーバンシックやコスモキュランダに比べると、欧州要素が薄めなので現在の馬場状態は維持してほしいところ。有馬記念の方が向きそうだが…。

ノーブルスカイ 評価:E

 ネオユニヴァース × ホウショウワールド(母父:Sky Classic)
 前走は札幌2000mの重馬場を勝利。3代血統にミルジョージがあり父も菊花賞3着。流石にデビューから何か変わったという感じも足らずここでは評価できない。このクラスの馬が簡単に出走できるとか2年前には想像できなかったが…。

ハヤテノフクノスケ 評価:E

 ウインバリアシオン × サクラインスパイア(母父:シンボリクリスエス
 流石に札幌の2勝クラスで勝てていないのは大問題。京成杯4着は展開だけで残った感じ。あと、スピードの絶対値が足りていないと思うのでローカルの適距離を探す方が先か。小倉2600とか合いそう。

ビザンチンドリーム 評価:E

 エピファネイア × ジャポニカーラ(母父:ジャングルポケット
 前走神戸新聞杯は外から追い上げての5着。もう少し上まで行けるような成長がありそうだったが、展開もあって難しかった。母はジャングルポケット産駒で母系にFrancis S.があってスタミナはそのあたりからか。その上はRaise a Native直仔がいるからスピードもある程度はあるが…。きさらぎ賞の再現性は無さそうだし、ここでも厳しい。

ピースワンデュック 評価:B

 グレーターロンドン × ピースワンオーレ(母父:ジャングルポケット
 前走は阿賀野川特別1着。内を折り合いつけ進んでゴール直前でバッデレイトを差し切った。ここを経由した馬は過去オウケンブルースリを始めナムラクレセント、ポポカテペトル、ユーキャンスマイルと菊花賞の活躍馬が多い。
 母ピースワンオーレはジャングルポケット産駒で牝系もどちらかというと短距離志向。ただ6代前に凱旋門賞馬Exburyが入っているし父方にAllegedがある。父よりも母父ジャングルポケットに似ていて腹回りはすっきりしているし、この距離もこなせるはず。柴田善臣騎手の菊花賞は1度のみ2着だが、人気馬への騎乗はなく仕方ない感じも。
 ジャングルポケットはの今年はダービー週に映画、某芸人の不祥事と話題尽きないですね()

ヘデントール 評価:D

 ルーラーシップ × コルコバード(母父:ステイゴールド
 前走は日本海Sを圧勝。ドゥレッツァのように先行する競馬だった。操縦性の難しそうな馬でルメール騎手の折り合いの上手さが活きた勝利だった。今回は鞍上が戸崎騎手に代わるのが一つのポイント。
 母父ステーゴールドにRibot系を持っているからスタミナ面は問題なさそう。流れる展開になるのが理想でそこはメイショウタバル次第だが、飛ばしていった番手くらいにつけるか。マイルや2000mくらいの方が気性的には良さそう能力は高い。

ミスタージーティー 評価:F

 ドゥラメンテ × リッスン(母父:Sadler's Wells)
 リッスン牝系は早熟が多く若葉Sで頭打ちしてしまったかわいそうな馬。アンドロメダSの方がよさそう。

メイショウタバル 評価:E

 ゴールドシップ × メイショウツバクロ(母父:フレンチデピュティ
 いつの間にかテレビ馬と化してしまったメイショウタバル君。レースの展開を握る馬だが、恐らく大逃げの戦法を取ってきそう。母方の影響でFrench Deputyなど米国の持続力が強く出ていてスピードの持続力性が異常に高い。父譲りのスタミナもあるのだろうが前向きすぎてG1では買いずらい馬。タイプ的には令和のツインターボというような印象。あちらも在来牝系×米国血統と持続力に優れたスタミナ馬だった。

メリオーレム 評価:C

 シュヴァルグラン × メリオーラ(母父:Starspangledbanner)  前走神戸新聞杯は川田×友道でかなり人気したが案の定の結果。小倉2600mは強い馬が出てこない条件なのでそこ勝っていてもね…。
 母メリオーラは愛国産馬でSicambreの直仔の牝系でクロス持ち。Sicambreは3000m時代のパリ大賞を勝っていてスタミナが豊富。Starspangledbannerはスプリンターだが、アメリカンオークス馬もだしていてどちらかと言えば長い距離は問題ない。追分F産だとフェノーメノがいるがこれも愛国産馬でRibot直仔だった。
 ここで一番不安なのは鞍上で近年も多数の有力馬を京都3000↑でSライン牝系のヴェロックスで3着。勝利したビッグウィークの時はメンバーレベルが低かった。      

2024年府中牝馬S_血統と追切の考察

各馬分析

アスコルティアーモ 血統:D 調教:C 総合:D+

 前走の関越Sは+16㎏と太目での出走で1.0秒負け。
 キタサンブラック産駒で早熟のリッスン牝系。デインヒルダンサーにサドラー、アイリッシュリヴァーと並ぶと今の東京では重すぎる。前走もスピードに対応できなかったのは重めと見るか実力かは不明だが、現状はそこまで早くない時計が理想。秋の東京はどうか。大物感もない。
 調教も6F69.4‐3F38.1‐1F11.5と最後は伸びているものの時計面は最高67秒台の馬とはいえこのメンバーでは不満だが、自分なりの時計を出している点は悪くはないか。

コスタボニータ 血統:D 追切:C 総合:D+

 前走は小倉記念で番手で粘る競馬で2着。平坦巧者な向きがありかつ道悪巧者。
 イスラボニータ産駒で母父ケンダールはスプリント~マイルという馬。セプティエームシエル、アイリッシュリヴァーもフランスの快速馬だから平坦コース向きでせめて京都。瞬発力では負けてしまうので東京なら道悪か冬馬場で買いたいという印象で、松山Jもあまり手が合っているとはいえず粘り切れなさそう。
 調教も坂路で54.4‐39.8‐25.1‐12.3強めと及第点。

コンクシェル 血統:E 調教:C 総合:D

 キズナ産駒で母がザナだから母父Galileo、Machavelian、Blushing Groomもう京都にこい。今の東京でスピードが足りないのでは。
 追切自体は悪くなく気合が乗っていて走る態勢にはありそう。

シンティレーション 血統:B 調教:A 総合:B+

 前走はあのトロヴァトーレの猛追を防いでOP入り。11人気と牝馬相手に戦ってきていたため低評価だったが、やはりスピードの生きるコースはこの馬に合っていた。これまでが雨女過ぎてまた展開にも恵まれなさ過ぎた。
 牝系はDamascusWar Admiralなどが入る米国の快速血統。そこにカーネギーアグネスタキオンを重ねたロマンのある母系。叔父にアドマイヤコマンドがいるから距離面は問題ない。ロードカナロアもこの場合は中距離質に寄せてきている。キレもあり適性は高い。
 調教は数字は地味だが動きは時計以上で期待が持てる内容。

セントカメリア 血統:C 調教:D 総合:D+

 前走の小倉記念はレコードペースで展開に恵まれつつも5着。基本的に後ろからの馬は今の東京は届かない。
 ドゥラメンテ産駒で母父Helissioと重そうだが母系は軽いためスピードはあるが、どちらかというとスタミナが活きてくるハイペースが欲しい。
 調教はやはりいい時に比べると2Fの伸びが微妙で調子落ちな気も。

ハーパー 血統:B 調教:B 総合:B

 前走のVマイルは流れに耐え切れず惨敗。クイーンC勝ち馬は基本的に中距離馬なのでここは合わなかった。
 母系はDynaformer、Strawberry Roadとスタミナ寄りなところにSecretariatBuckpasserを持つJump Startのスピードをかけたバランスの良さ。母セレスタが早熟感もあるがさすがにここは通用する。キレはないので東京18らしく先行できる早すぎないペースなら。
 基本坂路だったが、近走はCWで最終追切。結果は出ていないが動き自体は好調でここ数戦G1のみ出走と考えれば見限れない。

フィアスプライド 血統:C 調教:B 総合:C+

 前走安田記念は牡馬相手の敗北で度外視。Vマイル2着などノリに乗っている。
 ディープインパクト産駒でNothernDancerクロスがあるからキレは当然あるが、この馬は姉のソフトフルートと違って先行力があるのはSummer Squallの先行力を活かしているからか。東京の1800mはやや長い。
 調教は国枝厩舎らしく馬なりで締め。調子自体は良さそうで問題はないか。

フィールシンパシー 血統:D 調教:B 総合:C

 前走はやはり1600mはペースもきつく忙しかった感がある。
 CapeCrossならまだしもベーカバド産駒。母系もダンスインザダークはともかくフォーティナイナーはさすがに時代遅れ。成績通りに小回りの重馬場や急坂が得意な血統だ。
 調教時計は遅いが、この馬なりに遅めの時計は福島牝馬ターコイズで好走歴がある。

ブレイディヴェーグ 血統:A 調教:A 総合:A

 前走のエリ女は下り坂を生かした文句なしの快勝。ディープは下り坂強いね。
 ロードカナロア産駒でディープインパクトと距離適性は長め。母の全妹にミッキークイーンがいる。母はじりっぽかったが、こちらは瞬発力のあるミッキークイーンよりの性能。あまり長すぎない方がいい牝系なので東京1800mは良さが活きる舞台。
 追切は宮田厩舎らしく南Wで早め時計の終い11.2。休み明けでこれだけ動けているなら実践でも。

マスクトディーヴァ 血統:C 調教:D 総合:D+

 前走のVマイルはウンブライルと潰しあっての3着。スムーズならという内容だった。
 こちらは同じキンカメでもルーラーシップ産駒でディープインパクト。3歳時はキレの鋭さを生かしてきていたが、段々持続力のLyphardの方に傾いてきたか。東京1800mでも差し込めない可能性も。先行したいが…。
 調教はおやといった内容。いつものようなキレのある加速力が薄れているのはLyphardっぽさが出てきたか?

モズゴールドバレル 血統:C 調教:B 総合:C+

 前走の札幌記念は馬場はともかく長いし相手も牡馬一線級で度外視。ここ数走は2000m牡馬相手の前走以外そこまでまけていないし、シュタルケはまあ合うだろうなあ
 Optimizer産駒?母の牝系の良さにかけての種牡馬入りだろうか?Ittisaalまでは短距離志向の牝系だがBelmezのスタミナにロックオブジブラルタルまあいかにもアメリカっぽい血統でよく芝OP入りしたなという印象。
 藤岡厩舎で抑え気味でこの調教ならまあ悪くない。動きも活気があって闘争心は十分。

モリアーナ 血統:C 調教:B 総合:C+

 前走のクイーンCはさすがに忙しかった感。  今回は東京1800mだが後ろに構えていると置いてかれてしまう。ハイクレア牝系だがテンはそこそこでるので先行策も面白いとは思うが、ここではさすがに適性は不向き。パワーはあるので急坂のように相手が坂で止まるようなコースがやはり理想。エリザベス女王杯に出ないか????
 調教は阪神牝馬程度には動けているので問題なし。

ライラック 血統:C 調教:B 総合:C+

 去年の2着馬。東京1800mの適性はまあまあありそうか。スカーレットインクが祖の系図でらしくない競馬しかできないのが痛い。そういう意味で去年の牝馬Sはらしさを生かした好騎乗だった。秋の使い詰めの影響か春はいまいち。休み明けで走れそうな状態だから一発狙いたいが武史は後ろからなんだよなあ。

ラリュエル 血統:D 調教:B 総合:D+

 Mahmoud入ってるのはいったん古すぎる。カウアイレーンは京都っぽいんだよなあ。マラキナイアもステイフーリッシュもそうだし。追切を好走時の坂路に戻したのは好印象。買いたいがスピードが足りるか足りないか。

ルージュリナージュ 血統:B 調教:B 総合:B

 フェアリードールの牝系でスピルバーグ産駒。どちらかと言えば前向きな馬の多い牝系だが、この馬は末脚を生かすために後ろからを覚えさせている。モリアーナかよ。東京1800m適性はモリアーナ以上にありそうでここでも上位。宗像厩舎でこれだけ時計が出ていれば十分。

結論

◎ブレイディヴェーグ
〇シンティレーション
▲ハーパー

2024秋華賞全頭評価_ステレンボッシュとチェルヴィニアは堅軸。前走古馬相手に善戦2頭とフロック視されそうなあの馬に注目!

秋華賞_血統評価

過去の好走血統(良馬場)

2018年秋華賞

1着 アーモンドアイ    ロードカナロア×ショウナンパンドラ(母父:ディープインパクト
2着 ミッキーチャーム   ディープインパクト×リップルズメイド(母父:Dansili)
3着 カンタービレ     ディープインパクト×シャンロッサ(母父:Galileo

2016年秋華賞

1着 ヴィブロス      ディープインパクト×ハルーワスウィート(母父:Machavelian)
2着 パールコード     ヴィクトワールピサ×マジックコード(母父:Lost Code)
3着 カイザーバル     エンパイアメーカー×ダンスインザムード(母父:サンデーサイレンス

2015年秋華賞

1着 ミッキークイーン   ディープインパクト×ミュージカルウェイ(母父:Gold Away)
2着 クイーンズリング   マンハッタンカフェ×アクアリング(母父:Anabaa
3着 マキシマムドバリ   キングカメハメハ×マドモアゼルドバリ(母父:サンデーサイレンス

2014年秋華賞

1着 ショウナンパンドラ  ディープインパクト×キューティーゴールド(母父:フレンチデピュティ
2着 ヌーヴォレコルト   ハーツクライ×オメガスピリット(母父:スピニングワールド)
3着 タガノエトワール   キングカメハメハ×シーサイドブリーズ(母父:サンデーサイレンス

2013年秋華賞

1着 メイショウマンボ   スズカマンボ×メイショウモモカ(母父:グラスワンダー
2着 スマートレイアー   ディープインパクト×スノースタイル(母父:ホワイトマズル
3着 リラコサージュ    ブライアンズタイム×サッカーマム(母父:Kingmambo

2012年秋華賞

1着 ジェンティルドンナ  ディープインパクト×ドナブリーニ(母父:Bertolini)
2着 ヴィルシーナ     ディープインパクト×ハルーワスウィート(母父:Machavelian)
3着 アロマティコ     キングカメハメハ×ナスカ(母父:サンデーサイレンス

2010年秋華賞

1着 アパパネ       キングカメハメハ×ソルティビッド(母父:Salt Lake)
2着 アニメイトバイオ   ゼンノロブロイ×レーゲンボーゲン(母父:フレンチデピュティ
3着 アプリコットフィズ  ジャングルポケット×マンハッタンフィズ(母父:サンデーサイレンス

2009年秋華賞

1着 レッドディザイア   マンハッタンカフェ×グレイトサンライズ(母父:Caerleon
2着 ブロードストリート  アグネスタキオン×フィラストリート(母父:Cozzene
3着 ブエナビスタ     スペシャルウィーク×ビワハイジ(母父:Caerleon

2008年秋華賞

1着 ブラックエンブレム  ウォーエンブレム×ヴァンドノワール(母父:ヘクタープロテクター
2着 ムードインディゴ   ダンスインザダーク×リープフォージョイ(母父:Sharpo)
3着 プロヴィナージュ   フレンチデピュティ×ボーンスター(母父:サンデーサイレンス

2007年秋華賞

1着 ダイワスカーレット  アグネスタキオン×スカーレットブーケ(母父:ノーザンテースト
2着 レインダンス     ダンスインザダーク×レンⅡ(母父:Bob Back)
3着 ウオッカ       タニノギムレット×タニノシスター(母父:ルション)
当たり前だが、キンカメ・サンデーが滅法強い。ただ、母系は欧州をしっかり含んだ馬が多く、Machavelian・Lost Codeなど欧州系のミスプロ・リボーも相性がいい。
メイショウマンボのようにシンザン時代からの在来牝系でも走るレースで道悪ではバゴやハービンジャー産駒の勝利も見られ、母父ディープ・マンカフェ時代なら相性がいいのもいそう。

今年の出走馬

アドマイヤベル 評価:E

 前走のオークスは間隔詰まって8着。フローラSは先行馬が押し切りかけた内容で頑張りすぎてしまった感がある。
 今回は休み明けの出走で、スワーヴリチャード産駒で母ベルアリュールは愛産の牝馬で父系とRivermanのクロス持ちでじりっぽさが抜けきれない。京都2000mはやや忙しくもう少しスタミナを生かせるレースで買いたいし、成長力がどうだろうか。

キャットファイト 評価:F

 前走の京成杯AHは好位置を取るが力負け。2歳時から8戦と使うたびにパフォーマンスが落ちており使い減っている感じがする。血統も米国色が強く長期休養の立て直し狙いたいタイプ。

クイーンズウォーク 評価:C

 前走のローズステークスは先行馬が残る展開を圧巻の差し切り勝利。キズナ産駒で休み明け走るUnbridled
 詰まったローテーションで勝てたのは未勝利戦のみでオークスは馬券に絡み切れず。無理な競馬となっていてダメージが抜けきれないとどうか?

クリスマスパレード 評価:D

 前走の紫苑Sはレコード勝ちの大金星。馬場がかなり高速だったので過大評価はしすぎたくない感じもする。母系にPrincequilloのクロスがあるようにスタミナに寄った母系で叩いたこと自体は悪くなさそう。ただ、加藤士津八厩舎は前哨戦に強い傾向があり3戦目以降は不安。ここは展開がハマれば。

コガネノソラ 評価:C

 前走はクイーンSを勝利。夏の札幌で好メンバー相手に勝ち切った内容は素直に評価できる。ただキレがディープ系には劣るところがあり34.1が今までの限界値。あまり後ろからになるといけないので中~外枠から上手く中盤に動かしていく展開に乗っていくのが理想か。力はある。

ステレンボッシュ 評価:A

 前走のオークスは2着でクラシック全連対中の桜花賞馬。JFはアスコリピチェーノの早熟性、オークスは気性との勝負もあったか。距離短縮はプラスで気性難オブ気性難を詰んだ血統だから休み明けで掛かりすぎなければ大丈夫だろう。ウインハーヘアの牝系で後ろからになってしまうが今のところ上手く抑えて控える競馬ができているので、理想は中枠辺りからのんびりと競馬したい。

セキトバイースト 評価:B

 前走のローズSで3着。スタミナが不安視されたがあの桜花賞で7着だから不問だったよう。前走は大逃げの形でフロック感はあるが中京であれだけ強い競馬が出来るのは成長の証だろう。母系にテンビー、Rainbow QuestがあるしBlushing Groomのクロス持ちで、中京2000mよりも京都の2000mの方が直線短いしうまく逃げれたら大金星も狙える一頭だろう。

タガノエルピーダ 評価:C

 前走のローズSは4着。父キズナにキンカメ、トニービンとモリモリの血統だが母系は米国系でいかにも阪神向きの血統。なんで今年阪神でやらないんですかね()。過去の戦績からも2戦目にパフォーマンスを上げるタイプでここは本調子で行けそうだが、中京よりは京都は合いそう。馬場がどうか。Hyperionが強すぎる向きもあり気持ちよくレースができる条件で。

チェルヴィニア 評価:A

 オークス馬。ノーザンの休み明け文句なし。木村哲也厩舎も休み明け上手だし、ハービンジャー産駒でチェッキーノの仔だからよっぽどのことが無ければ大崩れはないだろう。強いて言うなら大箱向きなので京都2000mで脚を余さないかが心配だが、阪神開催のスターズオンアースに比べればそこはマシだろう。

チルカーノ 評価:B

 前走は長久手特別を勝利。血統的にはハービンジャー×キンカメ×サンデー。ジオグリフの半妹でアロマティコの仔。潜在能力だけならG1馬2頭とも引けを取らないし、そこにハービンジャーだから本来母親よりも上の順位が狙えてもいい馬。馬体がこの休み明けに増えてきて充実度が増せば面白そう。

ボンドガール 評価:D

 ダイワメジャー産駒で秋華賞を?!Lomitasが入る牝系だが、兄ダノンベルーガを見ればわかるようにスタミナというよりも快速の米国血統。平坦の札幌や野芝で誤魔化しのきいた中山は良かったが、京都はさすがに2000mをこなせるかは怪しい。ソダシよりは強くないし脚は溜めることができても届かないだろう。

ホーエリート 評価:C

 前走の紫苑Sは6着。オークスは道中に動いていく競馬をしながら1桁着順に踏みとどまったように地力は高い。ルーラー×ステゴで母系は短距離志向が強いが前の2頭のスタミナが活きていそう。小柄さも京都向きで中山よりは断然合うだろう。瞬発力はそこまでという馬なので、先行したいがゲートが安定しないのがどうにも。

ミアネーロ 評価:D

 前走の紫苑Sは2着。強い内容だったが野芝の中山で滅法切れるタイプなのでどうか。快速のミスエーニョの血統は米国系でドゥラメンテは一旦京都は合わなそう。

ラヴァンダ 評価:E

 シルバーステート産駒だが母父は欧州血統でベーカバドコマンダーインチーフは流石に重すぎるか。冬の荒れ馬場でまた会おう。せめて道悪。Fager's Gloryでオーギュストロダンと同牝系なのは面白いが…。距離は問題ない。

ラビットアイ 評価:D

 エピファネイア産駒で母父New Approach。サドラーのクロスを持っているが米国系の軽さが無く重い馬場など足を使える機会は限られるか。重馬場のエリ女とか面白そう。

ランスオブクイーン 評価:B

 前走夕月特別が3着。負けたタイセイフェリークは3勝クラス牡馬混合で僅差の2着だから仕方ない。というかタイセイフェリーク舐められがちだが、ヘデントールの2着にタケトンボの勝ちレースを差し切って先週もあのメンバーの中ワイドエンペラー相手に僅差は強いんだよなあ。体重も減ってしまっていたのでそこの回復が重要。血統はタリスマニック産駒で平坦コースは得意な方。急坂の中京でOP級のパフォーマンスが見せれるからコース替わりはいい。マンハッタンカフェの切れ味補強もあるしここでも侮れない存在。

2024年_サウジRC全頭評価

サウジアラビアRC

アルテヴェローチェ 評価:D

 父:モーリス 母:クルミネイト(母父:ディープインパクト
 父のモーリスはモガミの影響で気性難に恵まれる血統。活躍馬も中距離が多く重賞20勝中16勝が1800~2200m。母系もクルソラまでアルゼンチン血統で、父がバブルガムフェローをサンデーからBlushing Groomに置き換えたという血統。牝系が重いところにディープインパクトクルミネイトは長距離中心を走って未勝利。そこにモーリスで1500mデビュー。気性は悪い良く言えば前向きということだろう。本来の適性からは短めの距離を使っているからスピードは洋芝や道悪に恵まれなければ難しい。今回は運よく道悪のサウジRCになりそうだから周りが開幕週の馬場で飛ばさなければついていけるし好勝負できそう。あんま買いたいとは思わない…。

アルレッキーノ 評価:A

 父:ブリックスアンドモルタル 母:チェッキーノ(母父:キングカメハメハ
 モーリス、ハービンジャーを走らせる名牝チェッキーノの子。ブリモルもどうせ走るだろで指名しました。はい。チェッキーノは父キンカメ母父サンデーと日本競馬スタートキットを血統に持つ馬。母方はハッピートレイルズの牝系でシンコウラブリイが有名だが、この馬の祖母ハッピーパスも快速牝馬この馬はStorm Birdの4×4を持っていてかなり早熟な可能性があるので、2歳でかたなきゃどうすんの?という感も。道悪はブリモリがGiant's Causewayなのでむしろ得意な方だろう。

シンフォーエバー 評価:E

 父:Complexity 母:Praising(母父:Pulpit
 血統の字面だけなら完全にダート馬です。カトレアSと間違って出走してない?米国血統全乗せみたいな血統表なのでワンペースのラップを刻むのは得意だが、東京マイルは瞬発力が欲しいから持続力特化の馬にはさすがに厳しいのでは?

タイセイカレント 評価:C

 父:モーリス 母:アイリッシュシー(母父:Galileo
 モーリス2頭目。この馬はまだ母方にDansiliやPivotalを持つのでアルテヴェローチェよりは確実に適距離。母父Galileoは1800m以上でしか重賞を勝っていないので重すぎると見るか。サドラー4×3はムーンランドロンシャンでも目指しているのだろうか。ただ確実に瞬発力は強化されてそうだし、東京も意外と合うかもしれない。

ニシノルアノーヴァ 評価:D

 父:リオンディーズ 母:ニシノリコルディ(母父:ハーツクライ
 ただでさえリオンディーズで重いのにニシノブルームーンハーツクライを重ねた血統。道悪も問題なさそうだしパワーもありそうだが、それゆえに中山や阪神コースで買いたいような血統。実際前走は中山で勝っているし平坦のスピードはないからここでどうだろうか。未勝利戦の時計は開幕週の中山なので参考になりません…。

フードマン 評価:D

 父:Kingman 母:Midnight Crossing(母父:Dark Angel)
 シンフォーエバーとは真逆で欧州的な要素を詰め込んだ馬。日本をこなせる素軽さがあるかどうかが問題だが、あまりそういうところはなさそう。鹿毛だからKingman由来のスピードが乗っていると信じたいが…。シュネルマイスターのようにドイツ血統なら東京でもとなるが、さすがに阪神や京都か道悪でないと分が悪いように感じる。

マイネルチケット 評価:E

 父:ダノンバラード 母:エントリーチケット(母父:マツリダゴッホ
ここまできて在来牝系で締め。タマモクロスとかネプテューニュス入ってて草。父系も母方もどちらかというと持続力で勝負したいタイプ。ここ2戦上り2位で差し込んではいるがどちらも35秒台と更に切れ味が必要な東京ではさすがに…。中山で買いたい。

アルレッキーノ
○タイセイカレント

以上

2024年凱旋門賞考察_漢ファーブル魂の3頭出し。ライアン、プーシャンの若手騎手に凱旋門賞初制覇のチャンス?!

馬場の想定は重~稍重。昨年が稍重BON SOUPLE(3,3)、一昨年がTR SOUPLE (3,9)。稍重だと2.25~2.29、重だと2.31~37と決着タイムがかなり変わってくるので注意が必要。

過去の好走血統

稍重

年度 馬名 性齢 母父
2023 1 エースインパク 牡3 Cracksman(Sadler's Wells系) Anabaa Blue(Danzig系)
2023 2 エストオーバー 牡4 Frankel(Sadler's Wells系) Lear Fan(ロベルト系)
2023 3 オネスト 牡4 Frankel(Sadler's Wells系) Sea The Stars(Danzig系)
2008 1 ザルカヴァ 牝3 Zamindar(Gone West系) Kahyasi(Nijinsky系)
2008 2 ユームザイン 牡5 Sinndar(Danzig系) Sadler's Wells
2008 3 ソルジャーオブフォーチュン 牡4 Galileo(Sadler's Wells系) Erins Isle(Busted系)
2007 1 ディラントーマス 牡4 Danehill(Danzig系) Diesis(Sharpen Up系)
2007 2 ユームザイン 牡4 Sinndar(Danzig系) Sadler's Wells
2007 3 サガラ 牡3 Sadler's Wells Kingmambo

重馬場

年度 馬名 性齢 母父
2022 1 アルピ二スタ 牝5 Frankel(Sadler's Wells系) Hernando(Nijinsky系)
2022 2 ヴァデニ 牡3 Churchill(Sadler's Wells系) Monsun(Tamerlane系)
2022 3 トルカータータッソ 牡5 Adlerflug(Sadler's Wells系) Toylsome(Owen Tudor系)
2019 1 ヴァルトガイスト 牡5 Galileo(Sadler's Wells系) Monsun(Tamerlane系)
2019 2 エネイブル 牝5 Nathaniel(Sadler's Wells系) Sadler's Wells
2019 3 ソットサス 牡3 Siyouni(Nreyev系) Galileo(Sadler's Wells系)
2013 1 トレヴ 牝3 Motivator(Sadler's Wells系) Anabaa(Danzig系)
2013 2 オルフェーヴル 牡5 ステイゴールド(サンデー系) メジロマックイーン(パーソロン系)
2013 3 アンテロ 牡3 Galileo(Sadler's Wells系) Danehill(Danzig系)
2012 1 ソレミア 牝4 Poliglote(Sadler's Wells系) Shirley Heights(ネヴァーベンド系)
2012 2 オルフェーヴル 牡4 ステイゴールド(サンデー系) メジロマックイーン(パーソロン系)
2012 3 マスターストローク 牡3 Monsun(Tamerlane系) ラムタラ(Nijinsky系)
2010 1 ワークフォース 牡3 King's Best(Kingmambo系) Sadler's Wells
2010 2 ナカヤマフェスタ 牡4 ステイゴールド(サンデー系) Tight Spot(リボー系)
2010 3 サラフィナ 牝3 Refuse To Bend(Sadler's Wells系) Darshaan(ネヴァーベンド系)
2003 1 ダラカニ 牡3 Shirley Heights(ネヴァーベンド系) Miswaki(ミスプロ系)
2003 2 Mubtaker 牡6 Silver Hawk(ロベルト系) Irish River(ネヴァーベンド系)
2003 3 ハイシャパラル 牡4 Sadler's Wells Darshaan(ネヴァーベンド系)
2001 1 サキー 牡4 Bahri(ネヴァーベンド系) Sadler's Wells
2001 2 アクワレリスト 牝3 Danehill(Danzig系) Manila(Lyphard系)
2001 3 サガシティ 牡3 Highest Honor(ゼダーン系) Sagace(トウルビヨン系)

稍重、重馬場でも血統背景はそこまで差がなくサドラーウェルズがひたすら強い。過去の結果を見てもシャーペンアップ、ニジンスキー、サガス、マニラなどクラシックディスタンスで強かった種牡馬に欧州マイル血統のパワーとスピードを備えた馬の好走が目立つ。いやまあ当たり前なんですけどね…。母母父とかで差をつけていくのがいいのか。

今回の出走馬

アヤザーク 牡5 評価:E

 騎手:W.ビュイック 厩舎:A.フアシェ
 血統:Zarak(Dubawi系)×Elusive City(Gone West系)
 脚質:◀︎◀︎◁◁
 前走はLA COUPE DE MAISONS(G3)で3着。馬場状態はSLOUPE(3,6)と重馬場。逃げたアルムビルを捉えた所でゴール。逃げ~先行といってもほぼ先行脚質。G1での馬券内はイスパーン賞3着のみで昨年の凱旋門賞は14着と大敗している。

アルリファー 牡4 評価:D

 騎手:武豊 厩舎:J.オブライエン
 血統:Wootton Bassett(Gone West系)×Galileo(Sadler's Wells系)
 脚質:◁◀︎◁◁
 今流行りのウートンバセットの産駒。前走のベルリン大賞は残り2F20秒前半くらいの速い上りが求められたレースでそのスピードが活きた印象。ここ2走を見ているとパリロンシャンの重馬場よりもBCいった方が走りそう…。血統的にも母系の軽さが気になるところ。   

アヴァンチュール 牝3 評価:C

 騎手:S.パスキエ 厩舎:C.ファーランド
 血統:Sea The Stars(Danzig系)×シングスピール(Sadler's Wells系)
 脚質:◁◀︎◁◁
  前走ヴェルメイユ賞は4番手からブルーストッキングを一旦捉えかかるが、差し返されて突き放されての2着。斤量も3.5㎏差から3㎏差に減ってしまうのも嫌なところ。前走より斤量は減るので内枠で先行力を生かせればといったところ。良馬場の方が良いか。血統は姉のレフトハンドが良馬場の凱旋門賞で12着。これくらい負けていた方が重馬場の適性は良さそうだし日本でも見るレインボウクエストシングスピールという母にSea The Starsだから姉よりは走るんじゃないか。3着くらいは期待したい。

コンティニュアス 牡4 評価:D

 騎手:C.スミヨン 厩舎:A.オブライエン
 血統:ハーツクライ(サンデー系)×Galileo(Sadler's Wells系)
 脚質:◁◀︎◀︎◁
 前走フォワ賞は逃げ馬不在で逃げてしまい3着。ちぐはぐな競馬だったので度外視でよい。昨年は凱旋門賞5着と想定外の好走をした馬。今回は前走に引き続きスミヨンの騎乗。

サンウェイ 牡3 評価:E

 騎手:O.マーフィー 厩舎:D.ムニュイジエ
 血統:Galiway(Sadler's Wells系)×Kendargent(ゼダーン系)
 脚質:◁◁◀︎◁
 前走英セントレジャーは3着。前々走キングジョージは伸びないロダンをやっと交わして4着。後方一気タイプで直線の長いロンシャンは良さそうだが、古馬混合のG1で買えるような馬ではなくここではようなしか。中距離よりもムーランドロンシャンくらいが合うのでは。

ザラケム 牡4 評価:E

 騎手:C.デムーロ 厩舎:J.レニエ
 血統:Zarak(Dubawi系)×Mastercraftsman(Danzig系)
 脚質:◁◁◀︎◁
 前走はブルーストッキングの隣について外目の中団を追走して英インターナショナルS11着、前々走はロダンをマークして上がっていってのプリンスオブウェールズS2着。ロンシャンは道中捲って先頭に立ったガネー賞6着。不器用な馬で自分から動いて自滅するよりも後ろから虎視眈々と経済コースを回していきたいという印象。ここ3戦は外枠だったので大舞台で好枠を引いた。

シュルヴィー 牝3 評価:E

 騎手:T.マーカンド 厩舎:N.クレマン
 血統:Churchill(Sadler's Wells系)×Le Havre(Red God系)  脚質:◁◁◀︎◀︎
 前走のヴェルメイユ賞は7着。後ろから伸びてきてと考えると評価しずらい。血統面もChurchillにLe Havre、Verglasだと軽すぎる気も。

シンエンペラー 牡3 評価:C

 騎手:坂井瑠星 厩舎:矢作芳人
 血統:Siyouni(Nreyev系)×Galileo(Sadler's Wells系)
 脚質:◁◀︎◀︎◁
 前走はオーギュストロダンとエコノミクスのマッチレースの後ろで差し込んで3着。日本ダービー同様勝ちには絡まないがといった印象を受ける。先行馬総崩れや重馬場といった展開や気象の利が必要。幸い重馬場で開催されるので差しは届くかもしれないが、下手に注目されてしまっている以上前回のように楽に差せる展開になるかどうかは心配なところ。  

セラヴェナズナイト 牡4 評価:D

 騎手:M.バルザローナ 厩舎:A.ファーブル
 血統:Camelot(Sadler's Wells系)×Galileo(Sadler's Wells系)
 脚質:◁◀︎◀︎◁
 恐らく最低人気濃厚なセラヴェズナイト。重馬場巧者で3戦3勝。3000m以上で勝ってきてる馬なので良馬場や稍重だと出てこなかっただろうが、まあそういうことか。Camelot産駒だが牝系はGalileoを重厚なドイツ血統に漬けたような感じ。G1を勝てるようなスピード感はないので後ろから差して3着に入ればラッキーという存在。人気以上には走りそうだし抑えとくのも良い。

ジー 牡3 評価:A

 騎手:M.ギュイヨン 厩舎:A.ファーブル
 血統:Sea The Stars(Danzig系)×Shamardal(Storm Cat系)
 脚質:◁◀︎◁◁
 ファーブル厩舎の一番手。前走はまあ強いの一言。仏ダービーはルックドゥヴェガの一つ後ろのポジションから脚を伸ばすも窮屈になって抜け出しに時間がかかってしまい、外からスムーズに来たファーストルックに交わされてしまった。前々走のパリ大賞は後方から末脚を伸ばして圧勝。時計も2.31.05と悪くなかった。古馬とは初対戦だが時計的には足りているし、血統もSea The Stars産駒で母父Shamardal、母母父Monsun、牝系はSea The Moonと同じSacarinaの牝系で日本だとゼーゲンとか??パリロンシャンで勝つために組んだような血統。

デリウス 牡3 評価:D

 騎手:I.メンディザバル 厩舎:JC.ルジェ
 血統:Frankel(Sadler's Wells系)×Daylami(Never Bend系)
 脚質:◁◁◀︎◁
 近2走は後ろからの競馬で着を確保。評価が高いかと言えば低い。前走はソジーの僅差で人気は上がりそうだが自分からレースを作っていけるような馬ではなく、これも良くて掲示板だろう。  

ファンタスティックムーン 牡4 評価:D

 騎手:R.ピーヒュレク 厩舎:
 血統:See The Moon(Green Desert系)×Jukebox Jury(Sadler's Wells系)  脚質:**
 ドイツ馬だが、良馬場巧者。父のシーザムーンはMonsun持ちでゴリゴリのドイツ系で母方もLomitasを持っていてなぜこうなるのかわからないが、時計が早い方がいい。去年は良馬場のニエル賞を制して稍重凱旋門で負けるという始末。良馬場は4戦4勝。回避してJCかBC目指さないか?!

ブルーストッキング 牝4 評価:A

 騎手:R.ライアン 厩舎:R.バケット
 血統:Camelot(Sadler's Wells系)×Dansili(Danzig系)
 脚質:◁◀︎◀︎◁
  前走ヴェルメイユ賞は斤量59㎏を背負いながらも道中は番手につけて押し切るという横綱競馬を見せつけた。プリティーポリーSやキングジョージでは差しという印象が強かったが、ここ2走で先行する競馬に磨きをかけた。インターナショナルSマイラー相手にタフな流れを経験したのが良かった印象だ。発馬も良いから内枠からでも好位で折り合いながら先行することはできるはず。後ろから行っても溜めて末脚を伸ばす競馬も可能なので軸としては最適な馬。血統的にもHisMajestyのクロス持ちで重馬場は良いし前前走のレースを負けたからこそロンシャンは合う。

マルキーズドゥセヴィニエ 牝5 評価:B

 騎手:A.プーシャン 厩舎:A.ファーブル
 血統:Siyouni(Nreyev系)×Sevres Rose(Nijinsky系)
 脚質:◁◁◀︎◀︎
  ここ1年でG15勝を挙げている名牝。ロートシルト賞とジャンロマネ賞を連覇するなどドーヴィル巧者の印象だが、牡馬相手にイスパーン賞をロンシャンで勝っているように力はここでも上位。1年間唯一負けたのはインスパイラルのみ。2400mは初めてだが、兄のメオンドルはパリ大賞を含め2400mでG13勝を挙げていて凱旋門6着の実績もある。なぜなら5代母Apolloniaがトウルビヨンの2×3を持っていて母父Sevres Roseの4代母はトウルビヨン直仔Djebelの子でトウルビヨンの多重クロスがスタミナの下地は保証している。

ルックドゥヴェガ 牡3 評価:C

 騎手:R.トーマス 厩舎:C&Y.レルネール
 血統:Lope de Vega(Storm Cat系)×High Chaparral(Sadler's Wells系)
 脚質:◁◀︎◁◁
  前走ニエル賞は休み明けで逃げる競馬になってしまった。仏ダービーの時は馬群で折り合って競馬をしていたので前に壁を作れなかったのが痛かっただけなのか、弱いのか判断しかねる。今回は先行馬が多いので壁を作るのは比較的楽にできそう。

ロスアンゼルス 牡3 評価:B

 騎手:R.ムーア 厩舎:A.オブライエン
 血統:Camelot(Sadler's Wells系)×Dansili(Danehill系)
 脚質:◁◀︎◁◁
  前走愛チャンピオンシップは普段のイン先行という競馬と異なる外後方というまさかの位置取り。ゴーストライターなどマイラーもいてここ3戦を2400mのペースに慣れてしまっていたのが敗因のように感じた。馬券にも絡めなさそうだったが、末脚を伸ばして僅差の4着。やはり先行策でこそという馬で今回の枠順は10番と外目だが13番のアヤザークが出て行ってその後ろにつければ外目だが、スムーズに先行できそう。血統的にも母方がAllegrettaの牝系でガリレオと同じだしネヴァーベント系のリバーマンやリボー系のHisMajestyを母系に持つのでロンシャンの2400mはとても合いそう。前走で評価を下げるようなら狙いたい一頭。

2024年毎日王冠展望_今年は15頭立てと多頭数波乱もあるか?!

2024毎日王冠の展望

過去レースとの比較

これまで毎日王冠が行われた中、15頭を超えたのはたった5回。
2005 17頭 稍重 1:46.5 サンライズペガサス
2006 15頭 良良 1:45.5 ダイワメジャー
2008 16頭 良良 1:44.6 スーパーホーネット
2012 16頭 良良 1:45.0 カレンブラックヒル
2014 15頭 良良 1:45.2 エアソミュール
14頭立ても過去2回。
2007 14頭 良良 1:44.2 チョウサン
1995 14頭 重重 1:48.4 スガノオージ
コース改修前で比べにくいのでスガノオージの年は除きます…。
1ー3着馬の位置取りを見比べると

1着馬 2着馬 3着馬
2005 5-5-3-2 12-13-13-13 3-3-5-6
2006 2-2-2-2 6-5-4-3 7-7-7-5
2007 10-9-9-8 8-9-9-11 2-4-3-2
2008 5-5-5-5 1-1-1-1 2-3-3-3
2012 2‐2‐3ー3 10-10-8-9 5-5-8-9
2014 6-8-9-8 1-1-1-1 11-13-11-10

勝ち馬のポジションはいずれも2‐8番手以内。逃げ粘りはウオッカとサンレイレーザー。サンレイレーザーは人気薄だが芝のUコースは4‐2‐3‐7でエプソムC3着の実績があった。10番手以下からの馬券内は3頭テレグノシスアグネスアークスピルバーグ)で、いずれも東京Uコースでの勝鞍があった。
基本的にはスロー~ミドルで展開していくので、スローの場合は3角‐4角で動いていく器用さが必要。

今回のレース展開はどうなるか?

 逃げるのはホウオウビスケッツか。岩田康誠Jが東京1800mの重賞で逃げたときは府中牝馬Sクロコスミア、共同通信杯ビーアストニッシドがあるがいずれもスローペースで逃げている。ホウオウビスケッツ騎乗時はいずれも5番手以内につけて46.0~47.5のペースで前4Fを進ませていてそれ以上のペースは見込めなそうなので、47秒台のスローペースが濃厚。マテンロウスカイやヤマニンサルバム、ニシノスーベニアにしても無理に競っていくタイプでもない。
 スローペースは2005,2008,2014年が該当で内~中から伸びてきた馬がほとんどで外から伸びたのはローエングリンのみ。開幕週なので悪戯に外に回すのは避けたいだろう。こればかりは枠順次第だが、馬群を割った経験すらない馬は毎日王冠ではG1級を除いて必要ないということだ。条件的にはエプソムカップ組も十分対応できそうなラップで進みそうだ。そういった意味でもニシノスーベニアやシルトホルンは調子次第だが無視できない。
 今回後ろからになりそうなのは、ヨーホーレイク、ローシャムパーク、ノーズザワールド、エアファンディタ、シックスペンスあたり。ヨーホーは鞍上が岩田望来Jだから道中は動かなそうで、この中でもローシャムパークくらいだが大外一気なのは目に見えているので開幕週の東京で買いたい競馬をしてくれなさそう。シックスペンスも味のある競馬しかできない。
 好位組だと昨年の覇者エルトンバローズやオフトレイル、ダノンエアズロック、トップナイフだが、小柄なオフトレイルや調子を落とし気味のトップナイフよりもエルトンバローズ・ダノンエアズロック辺りが堅実か。いずれにせよ枠次第というところがある。

出走馬の調子メーター

エアファンディタ
エルトンバローズ
オフトレイル
カラテ
シックスペンス
シルトホルン
ダノンエアズロック
トップナイフ
ニシノスーベニア
ノースザワールド
ホウホウビスケッツ
マテンロウスカイ
ヤマニンサルバム
ヨーホーレイク
ローシャムパーク

POG_9月4週目_ヤマボウシ賞でアメリカンビキニが圧巻のレコード勝ち!暮れの優駿1番手に名乗り出た!!

〈レース評価〉

A:G1級

B:重賞級

C:OP・L級

D:1勝クラスまで

A評価

9月28日 中京 9R ダ 1400m ヤマボウシ賞 アメリカンビキニ

レースタイム 1.23.6(レコード)
短評:前走は小倉1000mレコードを更新した快速牝馬がここでも圧勝。もちろんレコード。中京の良馬場1400mで1.23台で勝利したのがコンバスチョンのみ。全日本2歳優駿2着だからこの馬もそのくらいやれても。
血統:AmericanPharoah産駒。母パリスビキニはBernardini産駒で子のパリスライツはCCAオークス馬。本質的な距離は中距離だがスピードが違うという感じ。女レモンポップみたいなものかもしれない。

B評価

9月28日 中京 5R 芝 2000m 新馬戦 ロケベンドラ

レースタイム 2.03.6
短評:スタートは5分で中団を追走。道中は向こう正面でじわっと上がろうとするが我慢の競馬。直線追い出すと勢い良く抜け出し。後3F11.8ー11.4-11.4と優秀でスローながらも切れ味を見せた。
血統イスラボニータ産駒。母リベルタンゴはSmartStrike産駒。祖母オジャグワがアルゼンチンG15勝。オメガリッチマンの近親だからダートが合いそう。ミスプロが強くスピード勝負も可能。

9月29日 中山 2R 芝 1600m 未勝利戦 シホリーン

レースタイム 1.34.3
短評:ダノンミッションを見ながらの競馬。ダノンミッションが抜けだすとその後ろから外に出てかわすとそのまま勝利。11.8-11.7-11.4のラップを差し切ったのは強い。
血統:モーリス産駒。母バンデリングはキングカメハメハ産駒。近親にアーモンドアイがいる。

C評価

9月28日 中山 2R 芝 1200m 未勝利戦 ラトルシェ

レースタイム 1.09.4
短評:出足は良かったが、無理せずに中団を追走。逸走していた馬もいたが気にしてはいけない。直線は促すだけで先行集団を差し切り。強い。もう1F伸びても良い。
血統ミッキーアイル産駒。母レーヴドフィユはStormCat産駒で祖母BosraSharmがG13勝の3最優秀牝馬。早めから動いていける血統で短距離は合う。兄は1400m東京で初勝利をしている。

9月28日 中山 9R 芝 2000m 芙蓉S ジェットマグナム

レースタイム 2.02.8
短評:スタートを決めて番手を追走。1000m62.1と楽なペースにも助けられ押し切り勝利。人気のミッキーマドンナは前壁で進路が取れず仕掛け切れなった。見直し可能。
血統:ヘンリーバローズ産駒。母ビビットオレンジはルーラーシップ産駒。全兄はダートの短距離で勝ち上がったが、馬体的にもこの距離は合う。将来的にはダートか。

9月28日 中京 1R ダ 1200m 未勝利戦 ドンパッショーネ

レースタイム 1.11.7
短評新馬戦と変わって逃げる競馬。後続に5馬身つける圧勝。タイムは平均以上で良いものを持っている。
血統:QualityRoad産駒。母ストーミーエンブレイスはCircularQuay産駒ダート7FのプリンセスルーニーSを2勝など9勝。アメリカ系のダート血統で短距離を行ききる競馬は合う。

9月28日 中京 3R 芝 1600m 未勝利戦 ブルクトーア

レースタイム 1.35.5
短評:先行集団を見る位置で追走。直線の坂を上り切って先頭を捉えきるとそのまま突き放して勝利。まだまだ粗さのある走りでこれから良くなる。
血統:サクソンウォリアー産駒で母エルヴァスはCatcherInTheRye産駒のアルゼンチンG1馬。デインヒル4×3クロスがありチカラ強さがある。

9月28日 中京 4R ダ 1800m 新馬戦 ローランドバローズ

レースタイム 1.53.5
短評:スタート良く2番手を死守。逃げたシュパネントウィルもミドルペースでよく逃げたが、最後は差し切って勝利。タイムも悪くなく内容はいい。
血統:ヘンリーバローズ産駒。母ダイアナバローズはシンボリクリスエス産駒で芝3勝。ウィリアムバローズの弟で兄弟揃っての同週勝利を挙げた。素質十分

9月29日 中山 3R 芝 1200m 新馬戦 カンシン

レースタイム 1.09.3
短評:スタート良く促して先頭、そのまま逃げ切り圧勝。
血統ビッグアーサー産駒。母コスモダリアはディープインパクト産駒。祖母レインボーダリアエリ女を勝っている。近親は地味だしニックスも微妙だが、トミノキラリやバシレウスシチーが同配合にいて2歳戦なら面白い存在。

9月29日 中京 5R 芝 1400m 新馬戦 ワース

レースタイム 1.24.5
短評:ここは抑えて外5番手につける。パドックから好馬体でパワーのある走り。後方から差し込んできたスライビングロードとの競り合いを制して勝利。もう1F伸びても良い。
血統キズナ産駒。母キラモサはAlamosa産駒でVRCオークス馬。姉にトロピカルティー。この配合で短距離デビューなのがとても意外だが、筋肉質な馬体はダート寄りにも見える。というか買うときダート1400mと間違えてました。。。

D評価

9月28日 中山 3R ダ 1800m 未勝利戦 トルショー

レースタイム 1.54.6
短評:外枠から好ダッシュで先行集団にとりつく。直線は促し突き放す競馬。良馬場よりも重馬場の方がうまく走れそう。
血統シニスターミニスター産駒。母ハヤブサエミネンスはMedaglia d'Oroの産駒でダート2勝。全兄のハヤブサマカオーは兵庫JGPを制覇しておりダートの中距離がベスト。

9月28日 中山 4R 芝 2000m 未勝利戦 サトノラポール

レースタイム 2.02.2
短評:スタートは5分で中団から。重心の低い走りで平坦向き。キレよりも持続力というタイプ。中山の急坂で内から伸びたピエナフェーブルに並ばれかけたが、勝ち切った。福島や小倉で見たい。
血統:サートゥルナーリア産駒。母サトノユリアはディープインパクト産駒で芝1勝。

9月28日 中山 5R 芝 1600m 新馬戦 クレオズニードル

レースタイム 1.36.0
短評:若干出遅れるも道中徐々にポジションを挙げてリカバー。中団で折り合うと残り3Fから追い出しを開始。直線外に出ると一気に先頭を捉えて差し切り勝利。中山で上がり34.7は優秀。
血統:ファインニードル産駒。母アーキオロジーはSeekingtheGoldの産駒。兄にアルキメデスがいてチャレンジカップを制している。フォーティナイナー系だから時計は掛かった方がよさそう。

9月28日 中山 6R ダ 1200m 新馬戦 ハッピービバーク

レースタイム 1.12.2
短評:スタート良くハナは譲って3番手から。残り4Fあたりから促し始め4角では先頭に並びかける。カネショウレジェンが粘るも突き放して3馬身圧勝。そして後方から追いっぱなしのエイシンキャロッツ。距離が短いね。
血統:ルヴァンスレーヴ産駒。母はエイスノートでロードカナロア産駒。母父サンデー以外の勝ち上がりは初めて。兄妹に活躍馬は少ないが、良いスピードは持っている。

9月28日 中京 2R ダ 1800m 未勝利戦 ニヒトツーゼーア

レースタイム 1.54.6
短評:スタートは良かったが抑えて位置取りがどんどん後方になってしまったのは騎乗ミスだろう。ここでは能力が違った。集中力に難がありそうでもう少し短い方がよさそう。
血統リオンディーズ産駒。母フィラメンテはタニノギムレット産駒。祖母フェアリードールはトゥザヴィクトリーの母でその近親にあたる。近年だと母の産駒サンドクイーンからアンモシエラが活躍していて活力のある血統だ。

9月29日 中山 1R ダ 1200m 未勝利戦 リアルショット

レースタイム 1.12.5
短評:熾烈な先行争いの後ろに位置とる。手ごたえ良く内ラチ沿いを上がっていき直線サラサエンペラーを捉えるとそのまま後続を抑えて勝利。
血統リアルスティール産駒。母ストライクショットはファルブラブ産駒でダート2勝。兄もダートで勝ち上がっている。

9月29日 中山 5R 芝 2000m 新馬戦 スタイラスメソッド

レースタイム 2.03.1
短評:逃げ切り完勝。1000m63秒のペースで逃げて終い11.8‐11.4。3馬身差の圧勝を決めた。上のクラスだと難しそう。
血統ジャスタウェイ産駒。母シャルマンスタイルはタイキシャトル産駒で祖母のアビからはディープスカイが出ている血統。ハーツクライは相性が良く兄が4勝している。

9月29日 中山 9R 芝 1600m サフラン賞 クリノメイ

レースタイム 1.35.2
短評:当日の未勝利戦より1秒遅い時計。当然評価はできないし重賞では厳しいだろう。負けた1番人気のエンブロイダリーは位置取りが全てで前も横も壁。残り1Fでようやく抜け出そうとするもスローペースで末脚が活きなかった。見直し可能。
血統オルフェーヴル産駒。母クリノエリザベスはプリサイスエンド産駒。ダート色が強い血統なので将来的にはダートの中距離あたりか。

9月29日 中京 1R ダ 1800m 未勝利戦 ダノンフェルゼン

レースタイム 1.53.1
短評:先行集団を見ながら内で溜める競馬。先に抜け出し、チムニートップスを抑えきって勝利。後続に5馬身差をつけるレースぶりだった。
血統ミッキーアイル産駒。母ダノンオスカルはキングカメハメハ産駒。あまり上級条件でミッキーアイルをダートで見ることは少ないので今後はどうだろうか。

9月29日 中京 2R 芝 2000m 未勝利戦 バルティカ

レースタイム 2.07.3
短評:重馬場をスローペースで逃げ1000m67.3というよくわからん時計。残り5Fは60.0で走り切った。切れ味どうこう言う馬ではないと思うのでまあここまでか。
血統ルーラーシップ産駒。母プラトリーナはディープインパクト産駒と黄金配合。まだ出来上がっていない所もあると思うが現状スピードが足りていない印象。道悪で。

9月29日 中京 3R ダ 1400m 新馬戦 アートコレクション

レースタイム 1.25.3
短評ヤマボウシ賞を見てからだと仕方ないが物足りない。スタートは出遅れで後ろから促して好位置につける。直線キングコロネットを競り落とすと2馬身差完勝。
血統パイロ産駒。母ギフトオブアートはヴィクトワールピサ産駒で芝ダ1勝ずつ。活躍馬の少ない血統だ。

スプリンターズS回顧_人気薄のルガルが余裕の勝利!

 折角のG1シーズンなのにスプリンターズSは時間が取れず、考察も上げないまま終わってしまいました。
 ピューロマジックの32.0には驚きましたが、さすがノリさん逃げると思った。ビクターザウィナーには勝たせないぞという意思を感じる騎乗っぷりはよかったです。3番手のインからルガルが抜け出して勝利。高松宮記念から立て直しての勝利は史上初。西村君の初G1は去年のマイルCSだと思っていたので本当に長かった。今年はエルトンでマイルCS勝とうな?
 スプリンターズ勝ち馬で一番間隔空いているのがウルトラファンタジーの中132日だったので中189日と大更新wウルトラファンタジーは沙田ヴァース14着。前走10着以下で勝ったのもウルトラファンタジートロットスターローレルゲレイロの3頭のみでローレルゲレイロと同じ13番から勝利。何か持ってるんじゃないですかねw
 そして春G1で続いていた全て別の騎手がG1を勝ち続けるのも継続中。秋華賞とかステレンボッシュ、チェルヴィニア確定なので何来るのか楽しみですねw
 3連複をママコチャから買って外してしまいましたが、抑えのルガル単勝が的中。なんとかNHKマイル以来のG1的中に成功!抑えで買ったのでそこまで付きませんでしたが…。

 2歳戦はエンブロイダリーが沈んだり散々でしたが、ヤマボウシ賞で対抗のアメリカンビキニとパッドクが良かったブルースカイの馬連、ワースの単勝が取れたのでボチボチという感じ。8月から2歳戦中心に買っていて回収率も悪くなく進めているので、重賞と一緒にこちらも有益な情報があれば書いていきたいですね。
 来週は毎日王冠京都大賞典、サウジRCと重賞がたくさんあるので、まあG2はそこまで逆らわない主義なのでぼちぼち当たるので載せていきたいです。

週末の2歳戦予想_芙蓉S、ヤマボウシ賞、サフラン賞に素質馬集結?

芙蓉S 中山 2000m

◎ミッキーマドンナ
エピファネイア産駒。ミッキークイーンの仔。完成まで時間はかかりそうだが、札幌で見せた末脚は一級品。牝馬ながら距離は長い方が良い。
札幌から中山替わりがやや不安だが、力さえあればここは確勝級。エピファ×ディープなのも距離的に良さそう。血統的にスピードは不足してきそうなので重馬場も良いだろう

〇シマサンブラック
 こちらも札幌で勝ち上がった馬。内枠から馬群の中で折り合って抜け出しの器用さが武器。大とびなので東京の方が向いていそうだが、器用さ故にここでも。
血統背景は牝系が薔薇一族なので十分。祖母ロゼカラーはマイル重賞を勝っていてスピードの下地がある。また、Lyphardのクロスも強く中山は向く。

ヤマボウシ賞 中京 1400m

◎コスモストーム
 前走は小倉1000mで3番手からアーデルリーベを差し切った。2、3着馬はその後勝ち上がっていてレベルの高い新馬戦だった。コーナーももたついていて左回りは歓迎か。
近親にミッキーカプチーノがいる血統で、デクラレーションオブウォー×キングカメハメハ×母母父サンデー系はプレイゼスト、ドクタードリトルがいる。1勝クラスなら十分好走可能。
アメリカンビキニ
 前走は未勝利戦で16年ぶりの小倉1000mのレコード更新。スピードは十分でここでも逃げが濃厚。重馬場で展開は向きそうで狙いたい。
▲ケイアイマハナ
 芝の前走は度外視で。新馬戦は馬なりで余裕の差し切り。今回は新馬戦と同じ栗東CWでの追切でその過程も良い。能力は十分だし、人気薄なら狙いたい一頭。
兄にケイアイターコイズがいて11月の新馬戦で勝ち上がりだから、妹の方が仕上がりは早い。2歳から活躍してOP入りしているから本馬も。

サフラン賞 中山 1600m

◎エンブロイダリー
新馬戦はスローペースをミリオンローズに押し切られてしまったが、次走の未勝利戦は牡馬相手にレコードで圧勝。去年で言えばチェルヴィニアのような競馬だった。G1を十分狙える素質馬でここで負けるような器ではない。サトノレイナスのような勝ちっぷりを期待。
 母ロッテンマイヤービワハイジの牝系で、兄のゼーゼマンは新馬戦勝ち上がるも喉なりに苦しむ。本馬はそのような心配はない。
〇ゴーソーファー
 新潟の新馬戦は内の悪い馬場を走り切って牡馬相手に完勝。距離は長くてもよさそうだが、気性面からここか。
 血統は兄にきさらぎ賞2着のオープンファイア。兄と違い仕上がり早で追切も良く動いている。ここでどこまでやれるか試金石だが、馬券内は堅そう。